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新型コロナで在宅勤務ストレスの対策は?「仕事は8割でもいい」

学び

完璧を求めず8割でいいとする

仕事

 今回、新型肺炎(COVID-19)の影響で増えたテレワーク(在宅勤務)は、自分が好きでしているわけではない人や、会社の指示による在宅勤務がいつまで続くのかわからずストレスを感じている人も多数います。

 このような中、全ての在宅勤務者が在宅勤務をネガティブに捉えているわけでもありません。しかし、慣れない在宅勤務が続くと、ついつい戸惑ってしまう人がいることも事実です。ストレスが溜まってしまうのは、ある意味仕方がないことなのです。

 だからこそ、完璧を求めず8割でいいとすること、自分や周囲に対する期待値を下げることを最後に提案したいと思います。

 在宅勤務で通勤がないからといって、通勤時間も机に向かい、いつも以上に働かなければならないことはありません。家にいるからといって、いつも以上に家事をしたり、いつも以上に子供と遊ばなければいけないわけではありません。

 あれもこれもやろうと欲張ることは、時に自分を余計に苦しめてしまいます。完璧主義を捨て、仕事もいつもの8割程度でいいやと割り切るくらいの気持ちを持てる人は、このような環境でもストレスにしなやかに対処できると感じます。

<TEXT/武神健之>

医学博士、産業医、一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事。20以上のグローバル企業で年間1000件、通算1万件以上の健康相談やストレス・メンタルヘルス相談を行っている。著書『外資系エリート1万人をみてきた産業医が教える メンタルが強い人の習慣』(PHP研究所)発売中

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