スマホ撮影が激変!売れ筋「スマホ用レンズ」3選を比較してみた
クリップのホールド感も重要
まずは望遠レンズで撮影。なお、今回のテストでは2018年発売のスマホ「HUAWEI P20 Lite」を使用している。カメラの画素数は1600万画素と低くはないが、画像を荒らさずに拡大できる光学ズームなどには対応していない。
22倍ズームをうたうSELVIMより、18倍のActyGoのほうがなぜか高倍率で撮影できる結果に。
いずれの製品も周囲が黒くなる「ケラレ(写真の4角が黒ずむこと)」が発生してしまった。スマホレンズの場合、ケラレを完全になくすのは難しい部分もあるため、トリミング前提で撮影するのがよいだろう。また、スマホ側でカメラを少しズームすることでもケラレを除去できる。
意外と影響が大きいと感じたのが、クリップのホールド感だ。重いレンズを支えるだけに、クリップが弱いと撮影中にレンズがグラついてしまう。
SELVIMとActyGoはスマホと接する部分に幅が広めのラバーが貼られているため比較的しっかり装着できるが、OYRGCIKはラバー部分が細いため、ホールド感がやや低かった。
広角レンズは製品によっては難点が
続いて広角レンズで撮影。各製品の倍率の差は比較的小さい。
スマホとの相性もあるかもしれないが、製品によってはケラレがかなり大きく出てしまった。望遠レンズならトリミングで対応できるが、広角レンズの場合、トリミングするとせっかくの広角の効果が台無しになってしまうのが悩ましい。
そのなかでActyGoの写りはかなり優秀。クリップのホールド感が高いので、そのおかげかもしれない。