過剰な「ダメ出し上司」にうんざり。若手代理店マンの怨嗟の声
課長の“マイルール”で残業時間が増加
「いつも口癖のように『そのコピーにはどんなメッセージが込められてるんだ?』と説明を求めるのですが、それは別にいいんです。けど、先方にOKをもらっているものにも首をなかなかタテに振ろうとせず、『相手は広告のことを何もわかってないから』と言うことさえありました。
課長だって大きな代理店にいたわけでもなく、ただ『キャリアが多少長いだけで同じように小さな広告を担当していただけ』と同僚から聞きました。
それなのにいっぱしのコピーライターや広告ディレクターを気取っているんです。文句ばかりになってしまうし、こういうことをあまり言いたくないのですが、正直すごく薄っぺらい人だなって」
また、広告以上に意味不明だと感じたのは報告書。日中は外回りが多いため、会社は社員たちに業務日誌の提出を義務づけていましたが、上司に赤字を入れられて戻されることも多かったそうです。
残業時間が長くなってしまう一因
「例えば、《12時》という表記を《12:00》にしろ、ここはひらがなではなく漢字で書けとか。あと、箇条書きは禁止で、ちゃんと文章として書くように求められたのも納得できなかったですね。
その日の行動、スケジュールの進捗状況を把握するためのもので、別に新聞や雑誌の記事のような読み物とは違うじゃないですか。
まだ会社全体でそういう書き方に統一しているならわかりますが、あくまで課長が自分の班にだけそう決めていただけ。おかげで広告の制作や日誌を書くのにも時間がかかり、残業時間が長くなってしまう一因にもなっていました」
それでも広告の仕事自体には興味があったこと、早期退職は今後のキャリアに不利になるとの判断から我慢して2年間働き続けます。