新規格「Wi-Fi 6」って?意外と知らない交換時期も
「ボトルネック」を見極めよう
もっとも「6」に替えたからといって、あらゆる問題が解決するわけではない。「Wi-Fi」は通信の仕方を定めた規格でしかないので、同じ「6」対応ルータにも、電波の届きやすいモデル(一戸建て向け)と、そうでないモデル(単身者向け)が存在する。これは、居宅の間取りに合った製品を選ぶべきだろう。
さらに言えば、プロバイダの通信回線(多くの場合は「光回線」)の実効速度が改善されない限り、目に見えて快適にはならないというケースもある。
物事の流れを阻害する部分のことを「ボトルネック」と呼ぶ。これまではWi-Fiネットワークの速度が通信のボトルネックになることが多かったが、「Wi-Fi 6」の普及で事情が変わっていくかもしれない。
多人数で共有しているネットワークに関しては特に、「Wi-Fi 6」が問題を解決してくれる期待が大だ。この規格が今後主流になることはほぼ確実である。
<TEXT/ジャンヤー宇都>