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「頭が良く見られたい」プライドを捨てきれない君へ

学び

「そんなことはできない」と思っている人へ

悩むビジネスマン

 しかし、中には「自分にはそんなことはできません」「今のままでいいです」という人もいる。

 そんな人には、ぼくはこう問いかけている。

「価値観や生き方は人それぞれ。ただ、いつも後ろ向きで『でも』『だって』と言い続けている人と、ニコニコしながら『はい、やってみます!!』『ありがとうございます!!』と前向きに取り組む人、どちらのほうが結果が出せるかというと、残念ながら後者なんだ。

 どちらがいいか、ぼくは強制することはできないけど、個人的には後者を選んでほしいと思う」

 難しい話じゃない。素直、正直、明るい……こういうワードで自分を表現できるようになったほうが、人から好かれやすいし、結果も出るし、さらには人生がシンプルに楽しくなる。

まずは少しずつアクションを続けてみよう

休息 仕事

「頭が良いように見られたい」というプライドも、「過去の自分を捨てるのはいやだ」という面倒くささも、ぼくは十分にわかっているつもりだ。

 そのワナに、ぼく自身もはまり続けていたから。でも、ちょっとだけ勇気を出して「バカみたいに正直」「アホみたいに素直」に、一度だけでもいいからなってみよう。

 いやなことをはっきりと「いやだ」というのもいいし、先輩からいいアドバイスをもらったら「ありがとうございます!」とさわやかに答え、すぐに実践してみるのもいい。最初は違和感があるかもしれないけど、そういうアクションを毎日少しずつでもいいから続けてみる。

 そうするだけで、自分の気分も周りからの印象もどんどん良くなり、楽しく仕事ができるようになるんだ。

 短い人生、せっかくなら楽しく過ごしたい。そう思うようならば、ぜひ今この瞬間から「バカみたいに正直」「アホみたいに素直」になってみよう。一気に世界が変わっていくよ。

連載・現役コンサルタントのシンプル仕事術

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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