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今年こそ「太りにくい身体」を作る3つのポイント。実は肝臓と脳が重要

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基礎代謝を上げて、やせやすくしよう!

 では、実際に基礎代謝を上げていきましょう。基礎代謝には内訳が存在し、その部分がよく働くようになれば、自然と基礎代謝も高まります。

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 体内で基礎代謝に最も影響力があるのが筋肉。その次に肝臓、脳と続きます。これらを合わせると基礎代謝の60%近くになります。シンプルですが、この3つが良く働くように生活することが基礎代謝を上げて、やせやすい身体を作るコツとなります。

① 筋肉:普段の生活から代謝を稼げる

 筋肉の活動を高めるためには筋力トレーニングをすることです。やせるために汗をかきながら長時間続ける有酸素運動のイメージが強いですが、これは脂肪燃焼を促すもののため、基礎代謝が低くてやせにくい人は有酸素運動をしている時だけ(厳密には運動後もある程度効果は続きますが)しか効果はなく、運動を全くしなければその間の代謝(消費カロリー)を稼ぐことはできません。

 筋力トレーニングをしておけば、トレーニング中の脂肪燃焼は有酸素運動ほど期待できないものの、普段の生活から代謝を稼ぐことができるため、やせやすい身体を作ることが可能です。筋肉はどの部位でもいいですが、筋肉量を増やすためには脚や背中、胸などの大きな面積のある筋肉を狙うことで少ない時間や期間でも効果が期待できます。

実はやせるのに大切な肝臓・脳

肝臓

② 肝臓:負担がかかる物を減らすと基礎代謝アップ

 続いて基礎代謝のシェアが多い肝臓をケアしましょう。肝臓と聞いて思い浮かぶのがアルコールだと思いますが、その他にも栄養分の消化吸収にも関わりますし、毒素の解毒にも関連します。

 これら肝臓に負担のかかりそうなものをなるべく減らすことがベストです。暴飲暴食をなるべく防ぎながら保存料などの身体に悪そうなものを摂らないようにしてみてください。そして肝臓の働きを助ける栄養素(亜鉛・クルクミン・タウリン・リコピン・オルニチンなど)を摂るのもいいでしょう。

③ 脳:疲れが残ると基礎代謝が低下する

 最後は脳です。PC作業が増えて「身体は動かないけど頭を動かし過ぎる」になってしまった私たち現代人にとって脳の疲れが残るのは基礎代謝の低下に繋がります。

 毎日の仕事で脳をフル回転させているのならば、寝る前に首から後頭部をアイシングしたり氷枕で寝たりなどの局所冷却してみるのもオススメです。

 基礎代謝を上げて消費カロリーを増やし、「やせやすい身体」を作っていきましょう!

<TEXT/ヒラガコージ>

柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。公式「Amebaブログ」更新中

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