珍しい工事用車両が見られる「鉄道技術展」ルポ。最新技術が一堂に
交通新聞社:旅客案内ソリューション
『JR時刻表』などの定期刊行物を毎月発売するほか、大手私鉄時刻表の多くは編集協力というかたちで手掛ける。また、旅客案内ソリューションにも取り組んでおり、御紹介しよう。
・多言語による異常時情報配信システム
ホームページ、音声、QRコード、掲示物、デジタルサイネージ、メールとSNSなど、運行情報の多言語配信を1度の操作で同時に行なうことができる。これにより、災害や事故発生時、訪日客に迅速に伝えることができる。
・MaaS(Mobility as a Service :サービスとしての可動性)
交通新聞社はジョルダン社の連携により、観光型MaaSを展開している。スマートフォンなどによるシームレスな移動検索、チケットの販売及び電子チケットの表示、『旅の手帖』『トレたび』コンテンツを活用したスポット情報の提供、クーポンシステムを行なう。無論、多言語にも対応している。
・時刻表関連
『JR時刻表』にはタブレット用、スマートフォン用もあり、JR旅客鉄道各社、空港などの現場で業務用として導入されているという。2020年春にリニューアルの予定である。このほか、時刻表ホームページの制作、管理、時刻表印刷用小型端末、アプリ、特注時刻表の制作が行なわれている。
【取材協力:アクティオ】
<取材・文・撮影/岸田法眼>