新世代コント師・ハナコが語る、デビュー前夜「養成所に行けばプロになれるかと…」
養成所時代の菊田に「今よりは期待してました」
――養成所では、菊田さんと秋山さんがコンビを結成。どのような経緯で組むことになったのでしょうか?
秋山:養成所のクラスって、ここでコンビを組もうと1人で入ってきたようなヤツが何人かいるんです。そこで、順繰りで組んでやってみようってときがあって、そんななかで「お前ら。2人がいいんじゃない?」って周りから薦められた感じです。
菊田:もう辞めちゃった同期のヤツなんですけど、そう言ってくれて、本当に感謝してます。やっぱり恥ずかしいんですよね。僕は秋山だなって思ってても、こっちから「一緒にやらない?」って言うのは。
秋山:僕はとりあえずやってみるかって感じでしたけどね。ただ、ネタを書けて『M-1』にも出たことあると聞いてたので、今よりは期待してました(苦笑)。結果的に2人で組んでいた「ウエストミンスター」では、僕が頑張るしかなかったんですけど。
――お二人のコンビは、結成して2年ほど事務所に所属できなかったそうですね。一方で岡部さんはコンビを解散。その後に加入を申し出たのはなぜですか?
岡部:当時の相方が就職するって話になって、周りからの情報を聞いて「ウエストミンスターのネタ面白いな」と思ったので声をかけた感じですね。
メディアの露出も増えて思うこと
――2018年の『キングオブコント』で優勝されてから約1年が経ちました。メディアの露出も増えて、状況がガラリと変わったように思いますが。
秋山:岡山で冠番組もはじまったりして、本当にありがたくやらせてもらってます。ただ、岡部が「飯を食う仕事」をしてる未来は予想してなかったですね(笑)。
岡部:たしかに(笑)。『有吉ゼミ』(日本テレビ)の大食いもそうですけど、『かりそめ天国』(テレビ朝日)もそうですね。
菊田:僕は単純に1人で出るとうまくいかなくて。「これ失敗したな~」っていうのもないんですけど、全体的になぜか手応えがない。たぶん時間がかかるんでしょうね、僕がハネるのは。
――いやいや、時間の問題だと思いますよ(笑)。