「レンタルなんもしない人」が語る、働かずに価値を生む稼ぎ方
人間ならば誰もが思い描く「働かずに収入を得たい」を、実現している人たちがいる。嫌なこともせず、ほとんど汗もかかず、スマートフォンを少し操作するだけで10万円以上の収入にする人も!? 暇な時間、地味なスキルがお金に換わる、新時代の稼ぎ方を大研究!
「なんもしない人(ぼく)を貸し出します」。約2年前にTwitterに投稿されたこの一文は、瞬く間に拡散され大きな話題を呼んだ。発信元は「なんもしない」を仕事にする“レンタルなんもしない人”。
この世は意外と、なんもしない人を求めている
当初は無料だったサービス。「飲み食いと、ごく簡単な受け答え以外、なんもできかねます」と言いつつも、その人気はすさまじく、フォロワー数は24万超え。
だが、『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系列)に出演した際、妻子があることがわかり、「無料でどうやって生計を立てているの!」とアカウントが炎上。その結果、9月16日から成立した依頼一件につき1万円と有料化した。
図らずも「なんでもない自分と時間をカネに換える」先駆者となったレンタル氏だが、そもそも始めたきっかけとは?
「特にこれといった明確な理由はないんですが、僕自身いろんな挫折や行き詰まりを経験する中で、僕は『○○をやりたい』じゃなくて、『○○をやりたくない』という消去法で道を選んできた気がします。できるならストレスは感じたくないし、労働もしたくない。じゃあ素直に『なんもしない人』でいいじゃないかって。
ほかにも、Twitterで働かず人に奢られて生活している“プロ奢ラレヤー”さんの影響もありますね。いろんな要素が重なって、今の活動に至りました」