「男と会うのは月1回で充分」結婚しない“AK女子”、驚きの言い分
家族に教えてもらった結婚観
現在31歳で、世間的には結婚適齢期。結婚しないことを親に心配された時期もあったようですが、今ではあまり触れられなくなりました。
「私の親も離婚していますし、一族みんな離婚か死別しているのもあって、あまり強くは言われないですね。結婚すれば離婚することもあるし、大事な人と死別していることもある。結婚はゴールじゃなくて通過点なんだって家族に教えてもらった気がします」
結婚はゴールではない。だから、どうしても結婚したいと思えるような良い人が現れなければ、結婚はしなくても良いと考えているそうです。
「私の友だちにも婚活している女性はたくさんいますけど、『結婚しなきゃ!』と思っていると良い人に出会えないときに疲れちゃうみたいです。結婚そのものをゴールにするより、他人と新しく出会うことを楽しんで、自分のキャリアアップを目指しているほうがずっと楽しいです」
結婚=幸せという風潮に疑問符
そんな理想を話すと、周囲からはダメ出しされたり「ハードルが高い」と言われることも。
「それって結婚が最高の幸せだと思っているからですよね。もちろんその人の価値観は否定しないけど、私にとって最高の幸せは結婚ではない。『結婚するのが一般的だから』と言われても、私自身が婚姻届を出して、結婚生活を送るというイメージがどうしてもできないんですよ。結婚という誓約がなくても、つながっていられる人間関係が一番だと思います」
今は彼氏がいない楠本さんですが、いないことによって落ち込むことは特にないといいます。
「どうして結婚したいと思うのか?」婚活に悩める人は、一度考えてみても良いのかもしれません。
― 特集・AK男子・AK女子の言い分 ―
<TEXT/Saki Yamamoto イラスト/小池祐子(@ikeko322)>
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