1年間で20万円も得をする通勤時間の使い方――20代で1200万円の外車を一括購入した男に聞く
「大きな買い物や贅沢をしているわけではないのに、なぜかお金が貯まらない……」
それには、あなたの“お金に対する考え方”が関係しているのかもしれません。
以前の記事「普通の20代会社員が『1200万円のランボルギーニ』を一括購入できたワケ」に登場し、続編の記事では2~3年で資金1200万円を貯めることができた節約の秘訣を教えてくれた中村賢治さん(仮名・20代後半)に再登場してもらいました。
Twitter(@Lamborghini_TYO)やYouTubeチャンネル「ランボルギーニ 東京」で、車やお金に関する情報を発信している中村さん。
前回、前々回に続き、今回は「お金をの使い方や節約への心がけ」について聞いてみました。
小学生の頃からポイントサイトで稼いでいた
大学生時代に塾講師のアルバイトで400万円を貯めたことがある中村さん。かなりの堅実ぶりが伺えますが、「お金に関する知識に興味を持ち始めたのは小学生のころから」と話します。
「僕の親はテレビゲームには厳しかったのですが、パソコンは結構自由に使わせてもらっていました。その頃、ポイントサイトが出始めた時期だったので、ネットで資料請求やアンケートに答えて500ポイントがもらえるキャンペーンなどに参加したりして、ポイントを貯めていました。小学生にできることは限られている(単価の高いクレジットカード発行や口座開設ができない)ので年間数千円程度でしたけど」
その中で、気づいたこと、学んだこととは何だったのでしょうか。
「ポイントサイトを使うことで、企業が広告費を出して、ポイントをユーザーに付与することで集客するという広告ビジネスの仕組みが知識として残りました。インターネットで、そういう知識を得られたことが大きかったですね。不動産業界、広告業界など、その業界では常識でも、それ以外の人にはあまり知られていないことを幅広く知っておくことが大切だと思います」
無駄遣いが発生しやすい心理状態とは?
節約をしたいと思いつつ、人はついつい無駄遣いをしてしまうもの。そんな人は何を心掛けるべきなのでしょうか。
「人は見栄を張るときに、お金を無駄遣いしてしまうんです。例えば、服をシーズンごとに買い替えなければいけないと思ったり、インスタ映えのするカフェに行ったり。『自分は自分』という自信がなくて、無意識に周りの目を気にして無駄なお金を使っているんじゃないでしょうか」
この考え方は中村さんの服選びにも表れているとか。
「服は流行に左右されないシンプルなデザインを選んでいるので、破れでもしなければ買い替えません。他人の目や意見を気にしなければ無駄に払わなくていいお金はたくさんあると思います」
SNSに影響されて、Instagramなどで紹介されているモノが欲しくなったり、食べたくなったりする人は多いかもしれません。
「そういうタイプの人は、世の中の仕組みが見えていないのだと思います。SNSでおしゃれな暮らしを発信してフォロワーを集め、広告費をもらう、というインフルエンサーのビジネスに踊らされていることが分かっていない。自分が何にお金を使うべきで、何に使わなくてもよいかしっかり考えることが、節約の第一歩ではないでしょうか」