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IT企業への転職で“キラキラ女子沼”へ。ブランドバッグでリボ払い地獄に…

コラム

女子力の高い同僚にリサーチ開始

 自社のウェブメディアでは、流行りのコスメやファッションを扱うこともあり、周りの話題についていくために雑誌やネット記事を読み漁ります。

「私も社会人になって、少しは着る物に気をつかうようになったのですが、なんとなく周りを見渡すとバランスや、持っているものの質が違うんです。あとメイクというより肌質が違ったので周りの同僚になにをしているのか聞いてみました」

 洗練された同僚にリサーチを進めるうちに、朋美さんもシミなどを消すレーザー治療ができる美容皮膚科に通ったり、高額な美容器具を購入したりするようになっていきます。

バックグラウンドは実家暮らし

女性 悩む

 とある新卒入社の女子は、関東近県が地元で、中高から大学の付属や私立に通っていたそうです。

「実家が裕福な子が多かったです。私のような転職組は一人暮らしだと生活が苦しいので、友人などとルームシェアなどをして切り詰めている人もいました。バックグラウンドの違いは、どうしようもないのですが、かなりコンプレックスを抱いていましたね」

 そのコンプレックスを埋めるため、さらにファッションや美容にハマり始めます。

「オシャレな同僚の持ち物をさりげなくチェックすると、それまで知らなかったJ&M Davidsonやゴヤールというようなブランド物のバッグだったんです。値段を知らないでお店に行ってみたら、どれも20万円近くしました……。でも、バッグは一生ものだと、思い切って真似をして購入しました。あのときの“キラキラ女子に近づけた!”という精神的な満足感は忘れられませんね」

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