姿勢が悪い人は必見!「強い背中、強い背骨」を作るストレッチ
姿勢の良さは自分の身体だけでなく、仕事の作業効率にまで影響することは、みなさんもご存知だと思います。ソフトブレーン・フィールド株式会社が4月5日に発表した調査でも、姿勢の悪さを自覚している人ほど仕事の効率や集中力などの悪さを感じているようです。
ずっと意識して姿勢が崩れないように背中に力を入れようとしても、意識が背中に行って作業に集中できにくくなりますし、かといって仕事に集中すれば元の悪い姿勢に逆戻り。このジレンマを解消するべく、「強い背中、強い背骨」を一緒に作ってみましょう。
背筋には2つのタイプがある
一言で背筋といっても、さまざまな筋肉が存在し、それぞれの動きに違った筋肉が働くため、1つのトレーニングで全ての背筋を満足に鍛えることは難しいです。そこで背筋を分類して、なるべく効率よく鍛えるようにしましょう。
背筋のひとつに背骨を反らすタイプの筋肉があります。これは背骨同士を直接つなぎ合わせているため、姿勢改善にはとても重要です。子供の頃から背筋運動といえば、この筋肉に力を入れて体を反らす動きを想像するでしょう。
もうひとつの背筋は肩甲骨や肩関節を動かすタイプの筋肉です。身体の背面に付いていますが、動きは肩や腕の動きに作用しているため、姿勢を良くするときにはあまり関係性がないように感じるかもしれません。
しかし、これらの筋肉は肩甲骨、腕といった肩関節と背骨だけにとどまらず、背中の下のほうの筋肉は骨盤まで続いていたり、上のほうの筋肉は頭蓋骨にまで繋がっていて、背中以外のさまざまな部分への影響力を持っています。
特に背中の上の方にある僧帽筋(そうぼうきん)は首元に存在しているため、背骨の上のある頭のポジションの安定にも必要な筋肉です。
僧帽筋は、頭痛や作業効率の原因にも
先のお話しした背中の上のほうにある僧帽筋は、関節を動かしたり、姿勢を保持したりするだけでなく、脳内への血流供給の役割もあります。脳内の血流量が低下すると頭痛を引き起こしたり、脳が上手に働かなくなり作業効率を低下します。
デスクワークを続けると骨盤から背骨が猫背となっていきますが、姿勢の悪さが影響して僧帽筋が引き伸ばされて固まっていきます。背骨やその周辺の筋肉に効くトレーニングをするのならば、僧帽筋も正常な状態になるためのメニューを加えて、姿勢だけでなく脳への血流も改善していきましょう。