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100回お見合いした私が思う「美人は下がる資産価値か?」

コラム

 どうもこんにちは。「24歳で結婚」を目標に婚活を続け、気付けば100回お見合いしていた事業家で“ブス”タレントの栄藤仁美です。

 前回は、私の婚活エピソードを通して、「ハイスぺ(=好条件)でも、ヤバい男を見極めるべき」という内容をお送りしました。ありがたいことにさまざまな声をいただきましたので、2回目はそのアンサーとして「美人は下がる資産価値か?」をテーマに書いてみようと思います。

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※画像はイメージです(以下同じ)

「ブスが嫉妬してんの?」なんて声も聞こえてきそうですが、これは婚活中の女性にとって避けては通れない大事な部分。後ほどイケメンの話もしますので、男女ともにぜひ自分を見つめ直すきっかけにして欲しいと思います。

イケメンは下がる資産価値か?

 婚活女性の現実を問う前に、まずは「イケメンは下がる資産価値か?」について考えてみましょう。次のように、モテる男性の条件は年々変化しています。

・バブル~1990年代:「高身長・高学歴・高収入」の3高
・00年代~10年代初期:「平均的年収・平凡な外見・平穏な性格」の3平
・10年代中期~:「低姿勢・低依存・低リスク・低燃費」の4低

 最新の条件である「4低」を見て、率直に私はこう思いました。「いやいや、本当はお金のあるイケメンと結婚したいんでしょ?」と。都心部で家を買って、何かを「我慢」しない生活を送ることができるのは、世帯年収1200万円~と言われています。結婚を考える女性の希望として「収入や外見の好条件」がないのは、むしろ不健全に感じたのです。

 イケメンと言うと、一般的には「生まれ持って整った顔立ちをしている、背が高くてスタイルのよい男性」のことを指します。でも、現実のイケメンはそれだけじゃありません。お金と良い仕事で脂が乗って来たこと、周りの環境によって磨かれたことでイケメンになる男性はたくさんいます。いわゆる「垢抜けた」という現象です。

 とくに30代以降の男性がこれに該当します。若い頃にはなかった自信によって、魅力が開花するのでしょう。つまり、「イケメンの資産価値は上がる」ことがけっこうあるのです。婚活中の女性は、ぜひこのマーケットに注目してください。久しぶりに大学時代の男友だちに会ってみたりすると、意外な展開が待っているかもしれません。

早めに結婚したい若い女性は増えている

結婚

 では、本題の「美人は下がる資産価値か?」について触れていきたいと思います。はっきり言います。私は「下がる」と考えています。男性と違って、女性は「子どもを産み、育てるのは若いほうが有利」という肉体的な条件を抱えているからです。結婚の意義において、このポイントはとても大きいはずです。

 さらに最近では、「早めに結婚したい」という若い女性が増えているそうです。そのため、就活の条件として、「アフター7を婚活にあてるため、残業が少ない企業」を選ぶのだとか。

 美人だけど30を過ぎた女性が、ハイスペでイケメンである男性を前に、「自分と同じくらいの美貌、よく似た価値観、でも自分より若い女性」と婚活市場で遭遇した場合、競り勝つのは難しいでしょう。

 そんなわけで、「男性は婚活市場で圧倒的に有利」なのです。好条件のハイスペ男子は、どんどん席が埋まっていきます。アラサーになって婚活に乗り出した美人は、不利と言わざるを得ません。美人のみなさんは、いつまでも過去の成功例にとらわれないように。

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