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若者に再ブームの街コン。彼女ナシ26歳男がガチ参加してみた

暮らし

参加者は男女合わせて12人ほど。しかし…

 街コン当日、またまた表参道の地に降り立った私。「早めに会場に着いた方が女性とたくさん話せて有利」という前回の教えに従い、今回も一番乗りで会場に到着した。

 だが卓球とは違い試しにピンポンすることもできないBBQ。早く着た者同士、椅子に着席して待つことになったが、まだ肉も、酒もない中ではいかんせん会話が続かない。早くも不安の再戦である。

 今回の参加者は男女合わせて12人ほど。生憎の曇り空の中、ビルの屋上でのBBQコンがスタートした。まずはそれぞれがドリンクを手にし、3つのテーブルに分かれての歓談タイム。卓球という地味なスポーツと比べ、屋外のためか年齢層も若く、筆者の最初の席には、なんと女子大生の2人組が。

BBQコン

ヒモについて解説をする筆者(左)

 同席の男性2人も20代前半と若い。「まさか大学生とおしゃべりする機会があるなんて!」と喜んだのも束の間、話すことがない。他の4人は就職活動の話で盛り上がっているが、19歳の頃から1年半くらい女性のヒモだった高卒の私に口を挟むスペースはなかった。

 仕方なく「オレ、女のヒモだったんすよー、昔」とカミングアウト。なんとか爪痕を残せたものの、その後すぐに時間終了。ちなみに席の移動はグループの男はメンツが変わらないまま別席に移る。このヒモ暴露が後々尾を引くことになろうとは……。

「ダメ男キャラ」の烙印を押される

BBQコン

率先して焼く担当になってくれた男性

 次の席でも女性は2人。パン屋さんと飲食店の店員さんらしい。そしてこの席では、いよいよBBQタイムがスタートするということ。ここで勇ましく肉を焼く姿を見せつけなくては! と思った矢先、同席の男性から「この人、昔ヒモだったらしいっすよ」と言われてしまう。

 ドン引きの女性陣。一応気を使ってもらったのか「ヒモってどんな感じですか?」という質問がなされ「ああ、朝起きたら机にパチンコ代2万くらい置いてあるんすわ、ハッハッハ」などと返したものだが、それを聞いた女性たちの引きつった顔。

「これはもう無理だな」と察した筆者はその後、焼く担当を放棄して他の男にやらせ、焼きそばやら唐揚げやらの軽食を貪りつきながら肉の到着を待っていたのであった。

 ちなみに自ら率先して「俺が焼きます」と言った男性は「優しい」「頼もしい」といった、男性が最も聞きたい言葉をシャワーのように浴びていてご満悦気味だった。やはり男たるもの、率先してリードする姿を見せなければダメということがよくわかった。

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