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「ベンチマーク」ってどういう意味?<ビジネスシーンのカタカナ語>

コラム

「アジェンダ」、「アライアンス」、「マター」……。ビジネスシーンで避けては通れないカタカナ語。その意味がわからず、知ったかぶりをしてしまったり、口ごもってしまったりした経験、誰にでも一度はあるはず。

「日本語で言えばいいのに!」という気持ちにもなってしまいそうだが、会話を止めて「それってどういう意味ですか?」と聞くのはなんだか恥ずかしい。

 正しい意味さえ知っていれば、ビジネスシーンでの会話でビクビクしたり机の下でこっそりググったりすることなく、スマートにコミュニケーションを取れること間違いなし!

Q.「ベンチマーク」とは?

「A社をベンチマークにして、わが社も海外展開を進める」などと使う「ベンチマーク」。この言葉の意味、説明できますか?

ベンチマーク

A.「優良企業のすぐれた手法を分析・学習し、自社に取り入れること」

 英語の「benchmark」の意味を辞書から一部抜粋すると、

1:《測量》水準点;((比喩))基準

2:《コンピュータ》ベンチマーク:プログラムの性能などを比較検査するための評価基準

 直訳を知っていれば理解しやすいですが、ビジネスシーンで飛び交う「ベンチマーク」は、「優良企業のすぐれた手法を分析・学習し、自社に取り入れる」ということを指します。

 もとは測量用語で、「測量における水準点」を意味する言葉ですが、最近はビジネスや投資の世界で頻繁に使用されています。

 したがって「A社をベンチマークにして、わが社も海外展開を進める」の「ベンチマーク」は、「優良企業のやり方をマネしてみよう」というニュアンスで使われているのです。

 投資の世界では、投資信託などの運用結果を評価するための指標・指数のことを指します。

<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/吉野七宝実(SPA!DOL)>

参照:『プログレッシブ英和中辞典 第4版』
すっきりわかる!超訳「カタカナ語」事典』(造事務所、PHP文庫)

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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