JR山手線で「危険な駅」ワースト5。人身事故が一番多い駅は…?
2位:品川駅「私鉄・新幹線・空港への客が交錯」
「ホームが広い点は救いだが、特に乗降が多い駅で、利用者も増加傾向にある点も含め、危険性は高い。山手線という点では、山手線が最も西側、京急線に近いところを走っているのが問題になる。
京急からJRへ乗り換えようとする客は、多くの人が山手線のホームから階段を登ってきたところを横切るように移動することになり、大勢の人が十字に交差してしまう。さらに新幹線、空港に向かう人もいるからキャリーケースを引きずっている人も多く、転倒リスクも高い」
1位:新宿駅「朝のラッシュで将棋倒しのリスクも」
「いわずもがな、ラッシュ時はもちろん日中も含めてずっと混雑している。ホームが広いので客が流れているときには別段問題はないのだが、電車が遅れたりしてホームで待っている人が増えると危険度が一気に増す。
特に気をつけたいのが、朝のラッシュ時に対面の総武線各駅停車と同じタイミングで電車が到着したときで、たくさんの人が同時に下車してエスカレーターがある場所に殺到する。さらに乗ろうとしている人もホームにいるので錯綜して、転倒などがあれば将棋倒しのリスクも」
いずれの駅も乗降者数の多さがネックとなるようだ。もちろん、スマホを見ながら歩いたり、酔っ払ったりしていれば、当然転落のリスクは高まる。鉄道会社もさまざまな企業努力を重ねているので、まずは自ら安全性に気をつけたい。
<取材・文/詠祐真>