「フィードバック」の意味、正しく説明できますか?――いまさら聞けない、ビジネスシーンの「カタカナ語」
「アジェンダ」、「アライアンス」、「マター」……。ビジネスシーンで避けては通れないカタカナ語。その意味がわからず、知ったかぶりをしてしまったり、口ごもってしまったりした経験、誰にでも一度はあるはず。
「日本語で言えばいいのに!」という気持ちにもなってしまうが、会話を止めて「それってどういう意味ですか?」と聞くのはなんだか恥ずかしい。
正しい意味さえ知っていれば、ビジネスシーンでの会話でビクビクしたり、机の下でこっそりググったりすることなく、スマートにコミュニケーションを取れること間違いなし!
Q.「フィードバック」とは?
「フィードバックして部下を育てよう」など、何気なく口にしている人も多いのではないだろうか。
あなたは正しい意味、説明できますか?
A.「意見や結果をまとめて関係者に伝えること」
英語の「feedback」は直訳すると「帰還」。電子工学などの世界で「出力の一部を入力側へ返送する操作」という意味で使われている言葉だそう。普段ビジネスの現場で使っている「フィードバック」とは、少し結びつきにくいですよね。
転じて、ビジネスシーンでは「意見や結果などの情報を関係者に戻し、次に反映させること」を指す。さらに学んだことなどを別の場面で活用するという意味でも使われる。
たとえば「販売の好調さを製造部門にフィードバックする」といえば、良い情報を戻すこと。「返品の多さを企画部門にフィードバックする」といえば、悪い情報を戻すことになる。
また最近は、上司が部下の行動を評価した結果を、本人に伝え戻すことを指すことも多い。
<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/岡田ちほ(SPA!DOL)>
参照:『プログレッシブ英和中辞典 第4版』
『すっきりわかる!超訳「カタカナ語」事典』(造事務所、PHP文庫)