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NHK『なつぞら』ヒロインの広瀬すず、失言連発も起用され続ける理由

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広瀬すずが映画やドラマに起用される理由

広瀬すず

広瀬すず主演、2018年に放送され話題を呼んだドラマ『anone』

 そんな広瀬さんですが、バッシングを浴びて以降も話題のドラマや映画に続々と出演。なぜここまで起用され続けるのでしょうか? 芸能事情に詳しいあるライターはこう語ります。

「広瀬さんは芸能界デビューが中学生。若さゆえにバラエティ番組での軽率な発言が、一部の視聴者から反感を買ってしまったのは事実です。しかし、炎上するということはそれだけ注目されているということ。実業家・堀江貴文さんの言葉を借りるなら、広瀬さんが『むちゃくちゃ効率がいい』宣伝効果を持った女優なのは間違いありません」

 とはいえ、バッシングを受けやすい女優は番組や制作側が扱いづらいのではないでしょうか?

「今や巨匠となった是枝裕和監督から『女優としての大器を感じる』と称賛されるほど、広瀬さんの演技力には定評があります。コンスタントに話題作に起用されるのも、若さだけではなく女優としての実力を買われてのことでしょう」

 実際、広瀬さんは2016年の第40回日本アカデミー賞でその演技力が高く評価されました。映画『ちはやふる -上の句-』で優秀主演女優賞、映画『怒り』で優秀助演女優賞をダブル受賞。さらに1年でもっとも活躍し、将来が期待される俳優に贈られるエランドール賞新人賞も受賞しています。

 20歳となり、現在は朝ドラの座長を務めている広瀬さん。共演者やスタッフへの配慮も怠らず、撮影現場を盛り上げているとの報道も散見されます。10代の苦い経験を経て、さらに起用されやすい女優へと成長を遂げたのかもしれません。

<TEXT/鈴木旭>

フリーランスの編集/ライター。元バンドマン、放送作家くずれ。エンタメ全般が好き。特にお笑い芸人をリスペクトしている。個人サイト「不滅のライティング・ブルース」更新中

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