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圧倒的に優秀なビジネスマンが持っている「パクる技術」

学び

いくら優秀な人でも、すべてをゼロからやるのは不可能

「パクリ」は悪い印象がある言葉ですが、これは非常に強力です。

 彼らは自分が過去に使ったスライドの内容を一部アップデートしたり、過去の分析フレームワークを応用してみたり、さらには自分の人脈を生かして似たプロジェクトをやったことがある人を突き止めてその人から知識を拝借したり……などなど、とにかくパクる力が優れていました。

 どんなに優秀な人でも、完全にまっさらな状態から何かを作り出すのは時間がかかります。しかし、すこしでも参考にできる過去資料があると、一気に進んでいくのです。

 ぼくも、まったくなにもないところから資料を作るとなると大変時間がかかりますが、参考にできるテンプレートがあると、短時間である程度のクオリティのアウトプットを出すことができます。

仕事が来たら「どうパクれるか?」を意識しよう

ビジネスマン

 仕事ができるようになったあなたは、仕事の進め方や資料の体裁について、自分なりのこだわりが出てきているはずです。それ自体は悪いことではないのですが、すべてゼロから作り出そうとすると無駄な時間が増えてしまいます。

 ほとんどの仕事は、過去に誰かが似たようなことをやっているはずなのです。だとすると、それを再利用しない手はないですよね。

 仕事が来たら、ゼロから考えてうんうん唸る前に「これ、過去にやったことなかったっけな?」「他に似たようなことをした人はいないのかな?」と考えてみてください。そして、似たアウトプットを見つけたら、それを再利用してみてください。そうすることで、圧倒的に仕事の能率が上がっていきますよ。

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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