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CAが嫌がる「カラスフライト」って何?航空業界のウラ用語

コラム

A.航空機の駐機場

 空港の窓から外を見ると、航空機がたくさん止まっているのが見えますが、その航空機が駐機されている場所を「エプロン(apron)」といいます。

 航空機はエプロンで整備士による点検や燃料の補給、乗客の乗降などを行います。航空機がエプロン内を移動する際には、マーシャラーと呼ばれる、手に大きなしゃもじのようなものを持ったスタッフが誘導します。

 大きなしゃもじのようなものの正式名称は「パドル」です。マーシャラーは、パドルで手旗信号のような合図を送って、パイロットに動きを指示します。エプロン内では他にも、マーシャラーに航空機の停止位置を指示する「チョークマン」や、荷物を航空機に積み込む搭載のスタッフなどが働いています。

 エプロンで活躍するスタッフを総称して「グランドハンドリングスタッフ」と呼びます。航空業界はパイロットやキャビンアテンダントのほかにもさまざまな業務を担うスタッフに支えられているのですね。

<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/横山あみ(SPA!DOL)>

※参考:『図解入門業界研究 最新航空業界の動向とカラクリがよ~くわかる本(第3版)

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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