飛行機の席は、前部と後部どっちが安全?「飛行機事故リスク」を下げる3条件
3月10日、エチオピアの首都アディスアベバの国際空港からケニアのナイロビに向かっていたエチオピア航空の旅客機が墜落し、搭乗する157人全員が亡くなるというとても痛ましい事故がありました。
航空機が墜落すると、犠牲者の数や近隣への影響などかなり大きな被害が出ることが多いため、ニュースでも取り上げられがちですし、やはりそれを観るたびに、「飛行機って怖いな……」と感じられることも多いでしょう。
今回はそんなみなさんのために、「飛行機事故の遭遇・死亡リスク」を下げる3つの方法についてご紹介したいと思います。
航空機で死亡事故に遭遇する確率
アメリカの国家運輸安全委員会の調査によると、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%=10万分の1未満。これはアメリカで自動車の死亡事故に遭遇する確率の33分の1以下です。
このような統計から、航空機はもっとも安全な交通手段のひとつだとされています。しかしながら、「落ちる可能性がある乗り物にわざわざ乗りたくない!」という人もたくさんいるでしょう。
日本の航空会社の大型旅客機が墜落した死亡事故は、1985年に発生した日本航空123便墜落事故以来、一度も発生していません。
一方で、2018年に交通事故で亡くなった方の人数は3532人です(警視庁調べ)。多くの人にとって航空機に乗ることは特別なことですから、日常の事故と単純比較することはできませんが、目安として覚えておいてください。