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25歳のネット世代芸人が考える、売れるお笑い「漫才は伝統芸能になる」

暮らし

何が向いているかなんて、すぐにはわからない

パーマ大佐

――パーマ大佐さんの周囲に、お笑い芸人や、YouTuberに転身したいという人がいたら、オススメしますか?

パーマ大佐:もし、楽しそうとか、ラクそうという動機なら猛反対します(笑)。それ一本で生きていくのはめちゃくちゃ難しい世界ですですから。相当突き詰めて、やりきらないと結果が出ないですよ。

――ビジネスマインドを持ってお笑いに取り組まれていらっしゃるのが印象的です。同世代のビジネスマンは、キャリアに思い悩むことも多い世代ですが、どう感じますか?

パーマ大佐:さっき(前回のインタビュー)でも話したんですが、思った仕事と違っていたって悩んでいる人はきっと多いですよね。

 僕は、学生時代も含めるとお笑いを始めて10年以上経つんですが、いまだに新しい発見があって、いつまでも「わかった」なんて言えないんじゃないかな。とことんやり切らないと、わかる日が来ないのに、何もやり切っていないまま、「思っていた仕事と違う」と見限ってしまうのには違和感を覚えてしまいます。

――投げ出すにはまだ早い、と。

パーマ大佐:はい。知的好奇心を持って取り組めば、仕事の違う側面が見えてくるだろうし、もっと楽しめるはず。人から指示されたことではなく、能動的に見つけたことの方が身につくし楽しいですもんね。

 明らかなブラック企業だと話は別ですが、今の仕事をもっと面白くする方法はないのかって一度工夫してみて欲しいなと思います。

<取材・文/井澤梓 撮影/鈴木大喜>

金融機関、人材系ベンチャーを経てライターに。ビジネス系インタビューから体当たり体験レポートまで多様なジャンルで執筆中。株式会社カタル代表

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