友達の彼女を好きになったら…それを「貴重なチャンス」だと思え
東京大学中退という異色な経歴を持ちながら、明晰な頭脳を生かしマルチに活躍するラッパー・ダースレイダー(41歳)が、20代若人の切なる人生相談に答えます。
8年前に脳梗塞で左眼の視力を失い「片目のおじき」と呼ばれる彼。昨年は「余命が5年」であると告白し、日本のヒップホップ界に衝撃を与えました。
そんなダースレイダーに今回寄せられたのは、「友達の彼女を好きになってしまった」という20代男性からの切実な相談です。
Q.友人の彼女を好きになってしまいました
■25歳・会社員・男性■
「先日、仲の良い男友達に彼の彼女を紹介してもらい、3人で飲む機会がありました。話してみたら、その彼女と僕の趣味の合うのなんの。顔も好みですし、完全に好きになってしまいました。
その後、彼女とも個人的に仲良くなり、今度2人で飲む約束すらあります。それは友人には言っていません。
友人カップルは仲が良く、もちろん応援しています。だけど、その彼女へ恋愛感情を抱いているのも事実です。僕はどうすればいいんでしょうか」
A.全然いいんじゃないの?って思う
ダースレイダー:これはね、その友人の性格だったりいろんな要因があると思うけど、人のことを好きになったりするのに、その人が婚約してようがなんだろうが、感情が動くっていうこと自体を制御はできないし、そのこと自体が悪いわけじゃない。
ただ、好きになったあとの付き合い方は考えないといけないと思う。単に趣味が合う友人なら何人いてもいいわけで、話が盛り上がってどっか出かけて楽しいっていうレベルの友人ならそれはモラル的にも問題ないけど、それ以上の、自分が考えてるモラルのライン以上の関係を持ちたいとなった場合。
ただ、結果から言うと僕は、全然いいんじゃないのって思ってます。
そういった経験が自分をどう変化させるかとか、感じることもたくさんあると思うしね。みんなが守ってるルールで成り立つこの社会の外側に一緒に行ける人って、なかなか生きていて何人も出会えるものじゃないから。