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飲み会で見た「セコすぎる上司の呆れ返った言動」

ビジネス

寝たふりの上司。ダサすぎて呆れ返った

 酒単価が高い店で、ガバガバ飲んだため、会計は5万円という高額。辻野さんは3杯程度しか頼んでおらず、本音では「正直あまりお金を出したくない」。上司に相談しようと振り向くと……そこには、港区女子の板田が消え、会計が来るまでの約3分間で眠りについた上司の姿が!

「財布の入ったカバンをしっかりと抱きかかえ、声をかけてもゆすっても起きない。どう考えても寝たふりですよね。困り果てて自分の財布を見たら、中には現金2万円のみ。後輩に多く出させるわけにもいかず結局、カードで自腹を切りました」

 支払いが済み、もう一度、上司に声をかけると、今度はさっと飛び起きて「やべえ、終電まで4分だ」と会計には一切触れず、「急ぐから先に出るわ」とそそくさと帰ってしまった。

話もはぐらかされて飲み代は泣き寝入り

財布 女子

「あぜんとしました。さっきまでは全然起きなかった。上司が連れてきた港区女子が飲みまくって、ディープキスまでしていた。上司が一番年長。それなのに、オンナの見ていないところではこんなにもケチくさい上司を、心からダサいと思いました」

 結局、会計のことは会社でもはぐらかされ、5万円は戻ってこなかった辻野さん。「もう2度と、その上司とは飲みに行くつもりはない」と語る。

「会計は回収できてませんでしたが、そんな最低行為をする上司の弱みを握っていることを脅しの道具にして、これから社内でのし上がってやろうと思ってます」

特集・[飲みハラ]実況中継 Vol.8 ―

<取材・文/ミクニシオリ イラスト/デザイア恵利>

1992年生まれ・フリーライター。広告業界で絵に書いたような体育会系営業を経験後、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を中心に寄稿。Twitterでは恋愛・人生相談にも回答しています
Twitter:@oohrin

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