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ふるさと納税、お得に活用するには? お金のプロに教えてもらった

コラム

 クリスマスだなんだと言っていましたが、それ以前に12月といえば、師走じゃないですか。年末に向けて早めの仕事納めに大忙しな人も多いでしょう。

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※画像はイメージです ©FirmBee

 年末までに終わらせたいことといえば、大掃除にしがらみの多い恋愛、それに……「ふるさと納税」。そう、12月は、ふるさと納税の駆け込み時期です。

 今回はまさに今、どこに納税するかお悩みの人のために「ふるさと納税のプロ」と「お金のプロ」に、ふるさと納税って実際どうなの? と、インタビューしてきました。

実際に納税してみた! ふるさと納税の感想

 今回お話を伺ったのは、お金のプロであるファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さん、ふるさと納税のポータルサイトを運営する「ふるさとプレミアム」の岩田皆子さん。そして今年初めてふるさと納税をしてみたという、新卒2年目のIT企業社員、流拓巳(ながれたくみ)さんです。

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――まずは実際今年初めてふるさと納税をした流さんに納税の感想を。

流拓巳(以下、流):僕は何回かに分けて、計5自治体に納税しましたが……実際、やってみてよかったなと思っています。そもそも僕の会社では社長含め、多くの社員がふるさと納税に取り組んでいた。面白そうだなと興味を持ちました。

ふるさと納税

新卒2年目のIT企業社員、流拓巳さん。今年、初めてふるさと納税を実施

――面倒そうという理由で先延ばしにする人も多そうですが……。

流:ふるさと納税には自分の年収による限度額があるので、まずは限度額を計算しました。申し込みはスマホを利用してネットでやって、その後、自治体から送られてくる書類の記入とで、全体で30分くらいです。税金の控除は来年度ですが、確定申告が必要ない「ふるさと納税ワンストップ制度」を利用したので。

新卒2年目の人こそ! 税金の仕組みを理解する教材にも

風呂内亜矢(以下、風呂内):流さんのような若い方こそ、ふるさと納税をうまく活用する意義があると思います。特に新卒2年目から通常、住民税の天引きが始まるので、手取りが1年目より下がることも。ふるさと納税でこの天引きが緩和されます。流さんのような社会人1年目から3年目の人は額面の給料が同じでも税額が変わる時期にあたるため、ふるさと納税が税金の仕組みを理解するための良い教材にもなり得ます。

ふるさと納税

ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さん。ふるさと納税をわかりやすく解説

――そもそもふるさと納税はどのような制度なのでしょうか?

風呂内:ふるさと納税とは、自分で税金の納付先を選べる制度なのですが、寄付という形で納税した金額のほとんどが減税になる上に返礼品まで、もらえることもあって人気です。年内に済ませることで、来年度の減税対象になります。今年はふるさと納税の納税額が過去最高額になることが予想されています。

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