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【祝M-1優勝】「日々の活動もM-1につながった」ウエストランドが語る、コンビの芸風とネタの関係性

暮らし

 早い段階で『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の隔週レギュラーを務めるも、2014年に番組は終了。その後、長らく苦汁を舐めたが、「M-1グランプリ2020」決勝進出で注目を浴び、バラエティーで再活躍しはじめたウエストランドの河本太さん(38歳・@west_kohmoto)と井口浩之さん(39歳・@westiguchi)。

ウエストランド

「ウエストランド」河本太さん(右)と井口浩之さん

 そして今年、彼らは2度目のM-1決勝に挑み優勝を目指す。インタビュー前編では、決勝前の心境、所属事務所のタイタンやキュウに対する思い、後輩たちと新ネタライブで切磋琢磨してきた理由などについて聞いた。

 後編では、所属事務所のある阿佐ヶ谷や2人の地元・岡山県津山市にまつわる話、「シュウペイさんになりたい」という河本さんについて、井口さんに浮いた話がない理由など、さらにコンビの現在を深掘りしていく――(※取材は2022年12月9日実施)。

【インタビュー前編】⇒「M-1グランプリ」2度目の決勝、ウエストランドを直撃「めちゃくちゃウケたい」

阿佐ヶ谷と地元・津山が盛り上がると嬉しい

――先日、阿佐ヶ谷の居酒屋に行ったら、M-1決勝にいったウエストランドの話題で盛り上がってました。

井口浩之(以下、井口):え、本当ですか? 1ミリも感じないですけど(笑)。なかなか飲みにいけてないっていうのもあるんですかね。でも、タイタンから僕らとキュウの2組決勝に行ってるので、盛り上がってるなら嬉しいですね。

河本太(以下、河本):僕はけっこう阿佐ヶ谷の駅前に飯食ったり飲みいったりするんですけど、あんまり実感ないですね。僕の場合は、顔を指されたりはしませんけど。

――お2人の地元である岡山県津山市の盛り上がりはどうですか?

井口:僕らのコンビ名「ウエストランド」って地元のスーパーからとったんですけど、そこにのぼりみたいなのを出してくれるみたいな話はしてましたね。まぁその後どうなったかはわかんないですけど、出してくれてると信じたいです。あんまりコンビで同じ地元出身っていないから、それはそれで強みだと思うので。阿佐ヶ谷とは別に恩返ししたい気持ちはあります。

バラエティとライブがM-1につながった

ウエストランド

河本太さん

――2020年のM-1決勝進出後、バラエティの露出が増えたと思います。この2年の活動で意識が変わった部分はありますか?

井口:ありがたいことにお仕事をいただけるようになったんですけど、それまでと変わらず新ネタをやり続けてきたのは大きいですね。まさに今日タイタンライブがあるんですけど、同じ事務所の先輩である爆笑問題のお2人が新ネタやってるような環境じゃないですか。だから、僕らもネタやり続けるしかないんですよ、やりたくなくても(苦笑)。

 それに加えて、もちろんM-1もあるしっていうので作り続けて。「忙しくて新ネタやってらんねぇよ」って時もありましたけど、それでも毎月新ネタ2本ずつやるライブを後輩と一緒にやってきた。それがM-1の結果につながったのかなと思いますね。

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