銀行員が使う「ザブトン」って札束いくら分のこと?――銀行業界のウラ用語
当たり前のように言われると、何だか聞き返しづらいのが業界用語。
金融業界は日常生活でも銀行を利用したりと、何かと接することが多いですよね。
そこで今回は、銀行業界の業界用語を見ていきましょう。
Q.「ザブトン」「レンガ」とは?
「ザブトン2つも持たされて大変だったよ」
「ええ~(笑)」
座布団2枚くらいで大げさですよ~。
A.ザブトン=1億円分の札束、レンガ=1000万円分の札束
1万円札が1万枚分の札束のことを「ザブトン」、1000枚分を「レンガ」と呼びます。
1000万円分の札束は約10cmの厚さがあります。1億円分の札束は、ジュラルミンケース1つ分の分量で、重さは約10kg。かなりの重さがあります。
ドラマや映画で誘拐犯が「身代金を現金で10億円用意しろ!」と言ったりしますが、実際にはジュラルミンケースを10個も持ち運ぶのは相当大変です。
ちなみに、一般的な銀行の支店に置いている現金は1億~3億円程度なので、「今すぐ10億円用意しろ!」と言われてもすぐには現金を集めることはできません。
一般的に、数百万円単位の現金を引き出したい場合は、前日までに銀行に連絡して準備をしてもらわないと難しいそうです。そのような大金が引き出される際には、細かい本人確認や使用用途の確認が行われます。