カズレーザーも称賛。35歳東大卒秀才が「ヤンキー芸人」になった意外なワケ
「金髪リーゼント+メガネ」というインパクト大の出で立ちで、クイズ番組『Qさま!!』に彗星のように登場。宇治原史規氏(ロザン)、カズレーザー氏(メイプル超合金)を筆頭にしたインテリ芸能人や、並み居る現役東大生を倒し、一気に知名度を高めたのが、東大ヤンキー澤山さん(35歳・@yujinsawayama)だ。
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その名の通り、「東京大学出身」という聡明さで、同じくクイズ番組で活躍するカズレーザー氏は、自身のYouTubeで「澤山が出てきたときは、こいつが同じくらい努力して、クイズの勉強をされたら、俺は勝てない」と称するほどの逸材。ただ、本業でもある「芸人」としては、どうも日の目を見ない状態が続く。
これまでの芸人としての歩みを聞くとともに、“色々と乗っかった”キャラ設定の誕生、それによって生まれた悩み、今後の仕事の舵取りなどなど、ざっくばらんに語ってくれた。
ヤンキーキャラは卒業?
――『Qさま!!』の頃より、随分と髪や格好が落ち着いた感じですね。
東大ヤンキー澤山(以下、澤山):僕、いま35歳なんですよね。これまでド金髪でスカジャンを着ていたんですけど、いい加減“ヤンキー”を押し出すのもどうなのかなと。あまりテレビにも出なくなって、「辞めるなら今だ!」って思って変えてから、息がしやすくなりました(笑)。
――その一方で、ブログで経済のことを解説する「ニュース精読」シリーズは、心の揺れ動きをおくびにも見せず、毎日変わらず投稿し続けていて。
澤山:そんな前からチェックしないでくださいよ(笑)。仕事のアピールのためにも、キャラ付けをまだしておくためにも、辞め時がわからないんですよね。毎朝起きたら1時間近く日経新聞読みこんで、まとめて夕方にアップ。もう6〜7年ぐらい前から、仕事は減っていっても続けています。
自分は「ただの勉強ができるヤツ」
――テレビを見ていた皆さんは分かっているとは思うんですが、もともと“ヤンキー要素”はないわけですよね?
澤山:まあ……そうですね。学生時代、警察にお世話になったことは1度もないし、ただの勉強ができるヤツですよ。ただ、勉強は塾でするって決めていて、学校の授業は手を抜いてやっていたから、先生には嫌われているタイプでした。