不安でつい酒を飲んでしまう…。脳内科医に聞く「自分に打ち勝つ」コツ
「自信がない」、「人にうまく伝えられない」。程度の差こそあれ、誰もが不安は抱えている。その不安は、「心が弱い」「根性がない」といった精神論からではなく脳の働きによるもの。抱える不安を分析し、脳のメカニズムに合わせたトレーニングをすれば、「不安を力に変える」ことができる。
今回は「行動・運動することに不安」な気持ちを抱えるあなたにおすすめの「報酬力」の鍛え方について解説していこう。
Q.アルコールがないと不安を解消できない
「仕事が激務すぎて、何か不安なことがあると、いつもアルコールを飲んで解消していました。そのため、健康診断の結果が悪く、『今後お酒は控えたほうがよい』と釘を刺されてしまいました。アルコールが体に悪いのはわかるのですが、これまでお酒で解消していた不安を、今後お酒を飲まずに解消できるのか。それを考えるだけで不安です」(40代・男性)
「報酬力」を強化したほうがいい人は?
1万人以上の脳を診断・治療した経験をもち、『不安を力に変える』を上梓したばかりの脳内科医・加藤俊徳氏にアドバイスを聞いてきた。
【「報酬力」を強化したほうがいい人はこのタイプ!】
□ やる気が出ない
□ 何ごとも長続きしない
□ ストレスで体調を崩しやすい
□ お酒をやめられない
□ 週末はひきこもりがち
□ 運動する習慣がない
□ 早食いでよく嚙まない
ひとつでもバツがついたら「報酬力」を強化したほうがいい人に当てはまる。そんなあなたは「感情系脳番地」(脳番地=脳の部位を機能別に大きく8つに分けた加藤氏オリジナルの呼称)をトレーニングしよう!
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