わき汗はなぜクサい?基本の対策と、おすすめ汗ケアグッズ3選
汗をかくとどうしても気になるニオイ。しかし、本来であれば汗そのものは無臭です。汗がニにおう主な原因には、細菌の働きや疲労・ストレスがあります。そこで今回は、汗がにおう原因や汗対策に効果的なおすすめグッズを紹介。原因を理解して、正しいニオイ対策をおこないましょう。
汗がにおう原因は「常在菌」の働き
汗がにおうのは、皮膚に存在する「常在菌」の働きが原因です。人が汗をかくと、常在菌が汗や皮脂などを分解し、その際にニオイが発生します。脇の汗には、単なる脇汗とワキガの2種類があり、汗を出す汗腺によって、発生するニオイが異なります。
エクリン腺から出る汗の成分は、ほとんどが水分でサラサラしており、汗臭いニオイです。一方、ワキガの原因になるアポクリン腺は、脂肪・タンパク質・鉄分などを含んでおり、水分が少なく粘り気があります。そこでタンパク質を細菌が分解すると、ワキガ特有のニオイを発生させます。
また、疲労やストレスが原因で、血中のアンモニア濃度が高まると、ツンとしたニオイが発生します。普段より汗のニオイが気になる時は、疲労やストレスがたまっているのかもしれません。適度に体を休め、ストレスを発散させることが大切です。
基本的な汗対策をマスターしよう
汗をかいたら、きれいに拭き取ることを心がけましょう。約1時間で汗はニオイ始めるため、早めに対処することが大事です。汗を拭きとる時は、乾いたタオルより濡れたタオルがおすすめ。乾いたタオルの場合、水分だけしか拭きとれず、ニオイを発生させる成分は拭き取れません。濡れタオルであれば、肌の表面の水分やニオイの元をしっかり拭きとれます。
寝ている間にかいた汗を流すためにも、毎朝シャワーを浴びるのは効果的です。軽くシャワーを浴びるだけでも、余分な皮脂や汗などニオイの元を洗い流せます。一方、夜は湯船に5分以上入り汗をかいて、ニオイの元を体の外に出すと良いでしょう。
汗のニオイが気になる場合、衣類の漬け置き洗いも有効です。衣類の繊維に汗や菌が入り込んでいると、通常の洗濯では洗いきれずに残ってしまうこともあります。そこで酸素系漂白剤を溶かした40度以上のお湯に、衣類を1~2時間浸しましょう。その後、軽くすすぎ、いつも通り洗濯するだけで、衣類についたニオイケアが可能です。
衣服の脇下に取り付ける汗取りパッドも、汗対策には便利です。汗が直接衣服につかないため、汗をかいてもニオイが発生しにくいでしょう。また汗ジミが目立ちやすいグレーやブルーのシャツでも、汗による色の変化が少ないため安心です。