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30歳男性、コロナ禍で10キロ減。「強い覚悟はなかった」のに痩せられた理由

コラム

 仕事の後、真っすぐ家に帰らずに友達や会社の同僚と飲み屋で1杯……なんて経験は社会人なら誰でもあるはず。しかし、そんな当たり前だったこともコロナ禍では過去の光景となりつつあります。

居酒屋 お酒

画像はイメージです(以下同じ)

 企業によってはテレワークで通勤そのものがなくなってしまったケースも。自動車部品メーカーで働く谷地孝史さん(仮名・30歳)も現在は自宅でお仕事。平日週3~4日のペースで飲みに行ってましたが、今はほぼゼロとか。

テレワークきっかけでお酒から離れた生活に

「技術系の従業員は今も会社や工場に通勤していますが、私は会社に行かなくても業務が成り立つ資材管理部門。今でも月に数日、オフィス勤務の日はありますが、交替制で出勤なので、仕事終わりに誰かと飲みに行くこともできません」

 純粋にお酒が好きというよりは、誰かの飲んで楽しく過ごすことが目的という谷地さん。そのため、ひとりでの家飲みは滅多にしていませんでした。

「一時話題になったZoom飲み会なんかも物珍しさで試してみましたが、あれも最初のうちだけ。やっぱり直に一緒に飲んでいる空気感とは違い、個人的にはしっくり来なかった。かといってコロナ禍では誰か誘ってまで飲みに行く勇気もないし、そこはちゃんと守るべきかなって思っていたんです。

 でも、そうすると自宅でのひとり飲みも楽しくないから自然とお酒から離れることに。そんな流れで、このまましばらく禁酒してみるかなって。だから、そこまで強い覚悟や決意があったわけではないんです

酒を飲むと食が進んでしまう…

太った 男性

 就職時に70キロ台前半だった体重は、1回目の緊急事態宣言は発令された2020年4月の段階で約90キロ

 身長は180センチ以上ともともと高く、見るからに太っているわけではないですが、肥満傾向にあるのは明らか。禁酒はダイエットを目的としたものではなかったそうですが、現在の体重は約80キロ。結果的に減量につながっています。

「学生のころより体重が増えたのは当然自覚していましたが昔はヒョロヒョロでしたし、お腹がポコッと出たわけでもなかったので全然気にしていませんでした。体重が増えても健康診断の血液検査は毎回正常値で安心しきっていたこともあります。

 ただ、飲み食いする量が減ったため、身体がしぼられるのは当たり前ですよね。私の場合、お酒を飲むとどうしてもつまみをバクバク食べちゃうんです。シメのラーメンも欠かさず、カロリー摂取量は成人男性の平均よりもかなりオーバーしていたんと思います。自分の中ではダイエットはあくまで酒から離れた生活のオマケのようなものですけどね

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