ファミマのTシャツは「1000円とは思えないクオリティ」。鉄板コーデをプロが紹介
ファミリーマートと人気アパレルブランド「ファセッタズム(FACETASM)」のデザイナーである落合宏理氏がコラボした「コンビニエンス ウェア」が2021年3月23日から販売を開始しました。
このシリーズは品質の高さとリースナブルさを両立しており、緊急性がない限り、手に取ることがなかったコンビニ衣料に革命を起こしたと言えるでしょう。
なかでも「アウターTシャツ」と命名された「下着ではないTシャツ」に、今回はフォーカスを当てます。コンビニで外出に耐えうるクオリティーの服が本当に手に入るのでしょうか。のべ4650人を超えるビジネスマンの買い物に同行する服のコンサルタント、森井良行(@elegant_casual)がお伝えします。
男女どちらが着用しても良い感じになる
女性がメンズアイテムを着こなすのも当たり前の時代。例えばユニクロでも男女兼用のアイテムをよく見かけますが、このアウターTシャツもユニセックス商品です。
身長172センチ・体重62キロの著者がLサイズを着用したところ、ほどよいサイズ感で着こなせました。店内に貼られたポスターを見る限り、男女どちらが着用しても良い感じに収まりそうなシルエット。その秘密は「ドロップショルダー」にあるようです。
たとえば女性が着たときには、程よく肩のラインが落ちることで、今っぽい“リラクシー”な印象に仕上がります。一方、男性が着た場合は、肩周りにゆとりがありつつも、“キチンと感”も出るシルエット。そのためジャストシルエットに慣れ親しんだ男性であっても、違和感なく着こなせるボディーラインに仕上がります。
1000円とは思えないクオリティ
男女問わず着用できるアイテムが多いことでも知られるファセッタズム。コンビニ用商品であっても、メンズ・ウィメンズと、ユニセックスラインが取り扱われている点に、ブランドの息吹を感じます。
美しいボディーラインに加え、アウターTシャツの見どころが「素材感」です。「オーガニックコットン100%の中肉厚生地」は、コンビニ衣料の枠を明らかに超えている上、1000円とは思えないクオリティ。
桃の表面にある産毛のような生地感で、優しい肌ざわり。緊急性の代用品ではなく、ワードローブの1軍に加えられる品質です。下着ではない「アウターTシャツ」というネーミングにも思わず納得してしまいました。