元NHK登坂淳一アナが告白する“白髪の真相”「最初は28歳。 32歳で4割白髪に」
今年(2021年)、50歳目前にして、第一子が生まれた登坂淳一アナ。登坂アナといえば、“白髪”の告白で大きな反響を呼び、今やトレードマークです。
白髪になった時、白髪染めをやめた時の心境の変化とは――。そして4月に開設したブログでは、結婚後の不妊治療についても発信しています。「自然体で生きる」登坂アナが、いま大切にしていることに迫りました。
→インタビュー後編は<元NHK・登坂淳一アナの仕事論。「やりたくないこと」を考えるのも大事>。
最初に白髪に気づいたのは28歳
――登坂さんといえば白髪というイメージがすっかり定着しました。これまでに、入社2年目で和歌山毒物カレー事件(1998年7月)を担当し、半年ほど激務が続いた時に白髪が出始めたことを明かしています。
登坂淳一(以下、登坂):初任地がNHK和歌山放送局で、最初、白髪に気がついたのは28歳の時。本当にびっくりしましたね。
社会人になったばかりの頃って、覚えることもやることもたくさんあって、なんかもう毎日ヘロヘロで。まだまだ仕事に慣れていない2年目の時に大きい事件が起きて、毎日現場に行って、休みもほとんどない状態でした。そんな時、ふと髪を上げるとパラパラパラって白いものが見えて、「あれ?」って。
何が原因なのか、いろいろ想像しましたが、過度にストレスがかかるとそういうこともあるって後から知って、「ああそうなんだ」って。確かに当時、初めて担当する大事件で気持ちが張っていて、精神的にも結構ハードだったんだと思うんですよね。
32歳で4割白髪「異動で仕事がまたハードに」
――それで染めるように。
登坂:染めました。20代の頃はまだ白髪は1~2割くらいで、髪を上げたらわかるかなという程度だったので、周りは全然気が付かなかったと思います。白髪も、僕が染めているのも。
でも、だんだん量が増えて、2003年に東京放送局に異動になった32歳の頃には、4割くらいが白髪だったと思います。
――白髪染めをやめたのは2006年12月で、35歳の時。美容師さんに言われたのがきっかけだったというお話です。
登坂:東京に異動してから、仕事のハードさがまた増して、それによって白髪の量が増えて。染めないと自分で気になるし、染めるのも習慣になっていたし。でも、だんだん染まりにくくなってきて……。
黒って、色が入りづらくて、どんどん染料を強くしていくんですね。そうすると髪の毛も痛むし頭皮も痛いし。それである時、どのくらいのペースで何年染めているっていう話を美容師さんにしたときに「髪のためにはやめたほうがいいよ」っていうアドバイスをもらったんです。加えて、僕はグレーヘアとか絶対似合うタイプだと思うから、いいと思うよって。
さらに「最初はみんな驚くかもしれないけど、必ず(自然体でいいという)そういう時代がくるよ」みたいなことも言ってくれて。