食べたくなったらストレス限界の「危険信号」食事&睡眠習慣でやせる体を作る
長引く在宅ワークで、つい食べ過ぎや運動不足になり、もう体重計に乗るのが怖い! とはいえ、実際にダイエットや筋トレを始めようとしても、何から手を付けていいのかわからない人も多いはず。
今回、そんな悩める人々に向けたダイエット企画がスタート。挑戦するのは、元山口放送・テレビ大阪のプロアナウンサー・庄野数馬さん(34歳・@kazumashono)。
ダイエット前は身長177.0cmで体重が61.7kg(体脂肪率12.7%)。やせる必要がないように思えますが、実は「お酒の席が多く、ぽっこりお腹が悩み」と言います。また、坐骨神経痛と腰痛にも悩まされているそう。
「実は数年前に交通事故に遭ってしまい、幸い大怪我には至らなかったのですが、それが原因でまっすぐ歩けなくなったり、右足の外側が一時ピリピリとしびれたりして。それをかばって生活していたら腰痛にもなってしまったんです」
そして、そんな庄野氏が教えを受けるのは植田知成トレーナー(@CLOVER_GYM)。某高級パーソナルジムのTOPトレーナーから六本木の個人パーソナルジム「BODY MAKE GYM CLOVER」を開業。超一流のドSマッチョなトレーナーです。
――ともあれ、本気でダイエットをしようと決意した庄野氏が、何か月でどこまで痩せられたのかを本連載では追いかけていきたいと思います(以下、YouTube「庄野数馬の熱血チャンネル」より)。
ダイエットには睡眠が重要?
庄野数馬(以下、庄野):知成さん、今日もトレーニングありがとうございました。ダイエットには睡眠が重要と聞いたのですが、本当でしょうか?
植田知成(以下、植田):はい。やせたいなら最低7時間の睡眠をとってください。推奨値は7.5時間ですが、僕のオススメは8時間です。
庄野:え~。最初聞いた時は「それ、小学生やん」ってツッコミしたんですけど、大人になっても睡眠は大事なんですね。
植田:やっぱ社会人になると、仕事が大事ってなるじゃないですか。そうなると、つい睡眠時間を削りがちですよね。いろんなことを研究していくと、睡眠時間ってすごく重要だってことがわかっています。ニュースでも、働き方改革で「睡眠時間をちゃんと確保しましょうね」みたいなこと言うじゃないですか。
ですから、リモートワークが進む今は、これまでの通勤時間を睡眠時間に回せますから、いい流れではあると思うんですけどね。
庄野:そもそもなんで寝ると、やせたり、体脂肪が減ったりするんですか?
植田:そこのメカニズムが分からないと、「睡眠時間増やしてどうなるの?」みたいにわからない人も多いでしょうから、じゃあちょっと説明します。
庄野:お願いします。
人体の健康を保つための3つのシステム
庄野:知成さん、自律・内分泌・免疫、この3要素ですか?
植田:そうなんですよ。自律神経系・内分泌系・免疫系という3つのシステムは、実は体の健康を保つためのシステムなんです。内分泌は分かりやすく言うとホルモンのことですね。男性ホルモン・女性ホルモンなんて言いますよね。この健康な状態を保つ3つのシステムなんですけど、人体のホメオスタシスと呼ばれてまして。
庄野:難しい言葉ですね。
植田:ホメオスタシスとは、簡単に言うとPCのOS。いわゆる人体の基礎システムです。このシステムが人間の体を健康な状態にするために、常に監視しています。よって、健康が保たれるというわけです。ただ、OSは高いストレスに弱くて、高負荷のストレスがかかってしまうとエラーを起こしてしまうわけですよ。