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速読教室にチャレンジ。ちょっとの訓練で読書スピードが1.3倍に

暮らし

 溜めこんだ仕事の書類、買ったはいいが、なかなか読めずにいる“積ん読”の山……そんな、悩める諸氏に朗報。専門家たちによると、速読を習得するのは、本質を押さえれば意外と簡単。しかも、読書スピード以外の能力の“おまけ”もついてくるというのだ。速読を極めて、人生を加速させよう。

 イチから自力で速読に挑戦するのは不安……という向きには、速読スクールに通うというのも一手だ。その内容と効果のほどを実際に体験してみた。

日本一の速読教室“楽読”を体験

 さまざま速読スクールが存在するなか、“日本一の速読教室”を謳う「楽読」の体験セミナーを受けてみた。楽読では、“楽しく、楽に、速く読める”を目指しており、読書スピードをアップさせながら、他の能力開発の効果もあるという。

 体験セミナーが始まると、まずは自己紹介。講師の上山氏は「ここでは講師と生徒はフラットな関係なので、『かみちゃん』と呼んでください」とフレンドリー。まずは和やかにリラックスというところか。

 そして記者が用意された文章を読み、読書スピードを計測すると、1分間あたり873文字。この後のトレーニングでどこまで伸ばせるか。

眼球の筋肉を鍛えて読書スピードアップ

 トレーニングは“コアチューニング”から始まった。両手の人さし指を体の真横に大きく開き、左右交互に視点をズラす。同様に上下に指を開いて、視点を行き来させる。眼球の筋肉を鍛えることで、読書スピードも速くなるという。

<コアチューニングのやりかた>
① 指を動かし視野を広げる

楽読

① 指を動かし視野を広げる

② 両手で顔を包み込む

楽読

② 両手で顔を包み込む

③ 手を合わせて頭上に伸びる

楽読

③ 手を合わせて頭上に伸びる

④ 頭上でゆっくり手を広げる

楽読

④ 頭上でゆっくり手を広げる

⑤ 手首を回転させながら下ろす

楽読

⑤ 手首を回転させながら下ろす

 続いて、みぞおちや脇腹などに指先を当てながら、“3秒吸って10秒吐く”という呼吸法を実施。深呼吸を繰り返すことで、脳と体が整うらしい。

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