上司がモヤっとする言葉遣い20。アジェンダ、なるほどですね…
言葉遣いが多様化している現代社会。
強く怒りを感じるほどではないが、使われると、なんだか胸がザワつく……“モヤっとする言葉”。職場で先輩や上司に対して、つい使ってしまい、呆れられてしまった経験はないだろうか。なぜ私たちは特定の言葉にモヤっとするのか。
そこで、30~40代の首都圏在住在勤の男女100人にアンケート調査を実施。ビジネス語の「モヤっとする言葉」について聞いてみた。
乱用しすぎて何が何だか…もう、日本語でいいのでは?
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Q. ビジネスで使われているカタカナ語で「モヤっとする」言葉は?
(複数回答可)
1位 コミット 51%
2位 アジェンダ 48%
3位 ローンチ 41%
4位 スキーム 36%
5位 コンピテンシー 35%
6位 コンセンサス 23%
6位 アグリー 23%
8位 ブラッシュアップ 19%
9位 マター 18%
9位 コンプライアンス 18%
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定着するカタカナ語が増えている昨今のビジネスシーンにおいて、最もモヤっとすると認定されたのが1位の「コミット」。これはライザップの影響で使われすぎたために「コミットコミットうるせえ」(34歳・男性)「バカっぽく感じる」(38歳・女性)と、マイナスなイメージになってしまったようだ。
2位は政治家もよく使う「アジェンダ」。最近は多くの企業が普通に使っているようだが、「外国人女性の名前っぽくて、言われるたびに妙な感じがする」(33歳・男性)なんて声も。
一方、まだまだ馴染みが薄いのか「ローソンチキン?」(30歳・男性)「麻雀が思い浮かぶ」(40歳・男性)と揶揄する声が目立ったのが3位の「ローンチ」。
使用頻度が高くなさそうな5位の「コンピテンシー」も「なんでもカタカナにすればカッコいいと思ってる人が使いがち」(37歳・男性)と非難の的に。
4位の「スキーム」や6位の「コンセンサス」「アグリー」は「『計画』とか『合意』とか『賛成』とかのほうが伝わりやすいのでは?」(39歳・女性)という指摘が複数あり、全体的に「日本語で言え」という意見は山ほど。カタカナ語は、あえて使わないのがスマート!?