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気づけばお金持ち!「10倍に上がる株」がひそむ業界と有望銘柄

コラム

 金融庁が6月3日に公表した「老後資金2000万円」という報告書の反響がいまだに尾を引くなか、厚労省は8月27日、公的年金の長期見通しを試算する財政検証結果を公表しました。

資産

※画像はイメージです(以下同じ)

 報告によれば、現在のまま経済成長が進んだ場合、約30年後に年金の実質的な価値は2割近く目減りするそうです。とはいえ、財政の悪化から円安も進み、社会保障の負担も今より増えることが予測され将来、現実的には2割減で済めば、まだマシなほうです。

 手堅く資産を積み上げていくには債券投資が欠かせない一方で、これらは時間を要する資産形成方法であることも事実です。今回は資産形成を加速化する、10倍上昇株(テンバガー)の見つけ方を紹介します。

第6回目:日常生活で「10倍上昇株」を見つける方法

 投資の世界には「テンバガー」という単語があります。株価が10倍になる銘柄、ないしは株価が10倍になること自体を意味します。基本戦略は第4回目でお伝えしている積立投資に置くべきですが、テンバガー銘柄への投資は資産形成を加速させるには有効です。

 テンバガー銘柄を見つけるには、日常生活での流行に敏感になること。これが最も簡単な方法です。2017年頃、「いきなりステーキ」が流行したのは多くの方がご存知のことでしょう。立ち食いスタイルで回転率を向上させることで、上質なステーキをお手頃な値段で提供するお店です。このスタイルが人気を博し、瞬く間に全国に展開していきました。

 同時期の株価に目を向けると、いきなりステーキを運営する株式会社ペッパーフードサービスの株価は、2017年1月から11月までの間に、10倍以上(約600円から7200円)に上昇しました。

 昨今、ゲーム業界ではスマホゲームがメジャーです。国内で最も有名なゲームのひとつが「パズル&ドラゴン(パズドラ)」です。2012年のリリース直後から爆発的な人気を獲得。翌年には1000万ダウンロードを達成し2019年現在でも多くのユーザーがプレイしています。

ガンホーの株価は約1年で100倍以上に

銘柄

 このパズドラを運営するガンホー・オンライン・エンターテインメント株式会社の株価は、2012年6月から2013年5月までの間に、株価は16円から1633円(100倍以上)となりました。

 このように、日常生活に関わる事業会社の株価が飛躍的に上昇することは多々あります。

 Amazon、Google、ユニクロ、Yahoo!、ニトリ、mixiなども日常生活で利用するサービス・商品ですが、日々生活する中でも流行に敏感になることで大化けする銘柄に気づき、資産を大幅に増やせる可能性があります。

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