『君の名は。』新海誠監督とゆかりのミュージシャン6人。新作の主題歌も
7月19日より全国で公開される新海誠監督『天気の子』の予告編第2弾が発表され、新たに小栗旬さん(36)、本田翼さん(26)、倍賞千恵子さん(77)などの追加キャスト陣が明らかになりました。
ストーリーは家出をして東京に来た少年が、天気を操る力を持つ少女と出会うところから始まります。
主題歌は「愛にできることはまだあるかい」。新海監督の前作『君の名は。』から引き続き、音楽はRADWIMPSが担当します。「世界観を変えたかった」という理由から、女優の三浦透子さん(22)をボーカルに加えた主題歌「グランドエスケープ」も使用されるとのこと。
RADWIMPSは「楽曲制作のために新海監督と毎日メールをして、さらにストーリー作りの場にも参加している」と、コメントしています。どんな世界観を作ってくれるのか楽しみですね。そこで今回は、新海誠監督の歴代作品の主題歌を手掛けたアーティストを紹介します。
Low/『ほしのこえ』(2002年)
新海監督がほぼ1人でたった1台のパソコンで作り上げたという短編アニメーション作品『ほしのこえ』。オリジナル版では新海監督が声優も務めています。本作は文化庁メディア芸術祭特別賞、AMD Award Best Director賞などを受賞しました。
キャッチコピーは、「私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ」。宇宙人と戦うロボットに乗ることになった女の子と、地球に残された男の子の話です。
主題歌は女性歌手・Lowさんの「THROUGH THE YEARS AND FAR AWAY」。みずさわゆうき名義でも活動しているLowさんは、ゲームソフト制作会社の日本ファルコムに新海監督とともに働いていたことがきっかけで主題歌を担当することになりました。
1998年には、同じく日本ファルコムで働いていたまつもとひろしさんとRabsarisというバンドを結成しました。2002年に主題歌を担当すると、以降はソロとしても活動するようになっていきました。
川嶋あい/『雲のむこう、約束の場所』(2004年)
『雲のむこう、約束の場所』は2018年に舞台化もされた作品です。本作は、毎日映画コンクール アニメーション映画賞、カナダファンタジア映画祭 アニメーション映画部門銀賞などを受賞しました。
キャッチコピーは、「あの遠い日に僕たちは、かなえられない約束をした」。戦争によって南北に分断された、もう1つの戦後の世界が舞台。眠り続けてしまう病を患った中学生の女の子と、彼女を救おうとする同級生の男の子2人の物語です。
主題歌は川嶋あいさんの「きみのこえ」。映画のエンドロールでは「歌手名」がハートマークになっていて、誰が歌っているのかと話題になりました。
川嶋さんは、もともと演歌歌手を目指していました。しかし、まったく芽が出ず電子ピアノの弾き語りで路上ライブをして活動します。2003年にI WiSHのaiとしてデビュー。フジテレビ系『あいのり』の主題歌に起用され大ヒットとなりました。