20代社員が思う「上司のウザい行動」は?飲みの誘い、LINEは…
あなたは仕事に何を求めますか? 収入の高さ、休暇の多さ、それともやりがい?
総合人事・人材サービスを展開するアデコ株式会社は、学生のころからインターネットやパソコンのある環境で育ってきた20~29歳のデジタルネイティブ世代(以下、デジタル世代)500人と、デジタル世代の部下を持つ管理職500人を対象に、仕事に対する考え方やコミュニケーションに関する意識調査を実施しました。
デジタル世代は「やりがい」を求めていない?
「あなたが仕事をする目的は?」という質問では、「収入を得るため」という回答がデジタル世代で95.8%、管理職世代で96.5%と、両世代でもっとも多い回答となりました。
それに次いで約半数の管理職が、「やりがいや達成感を得るため」を選択しています。このことから、管理職にとって収入を得ることが大前提ではありながら、仕事を通じてやりがいをいかに感じることができるかが、重要な要素であることがわかりました。
一方でデジタル世代は、「やりがいや達成感を得るため」を選択した人は、33.2%と管理職よりも18.4ポイント低い結果となりました。デジタル世代は、管理職ほど仕事を通じてやりがいを求めていないことが結果としてわかります。
デジタル世代で2番目に多かった回答は「社会的に自立するため」(44.4%)でした。やりがいよりも、自己の成長を求める傾向にあるようです。
デジタル世代が重要視するのは「給料の高さ」より…
「仕事をする上で、重要視していることはなんですか?」というアンケートでは両世代ともに同じ項目がトップ2となり、「安定して働けること」がデジタル世代で67.6%、管理職で71.8%、「職場の雰囲気、人間関係が良いこと」がデジタル世代で64.6%、管理職で59.4%でした。
3位以降を見ると、デジタル世代は「休暇を取りやすい」(61.4%)「残業が少ない」(46.6%)といった点を管理職より重視する傾向にあり、管理職と比較すると20ポイント以上の大差がつきました。一方、管理職は「自分の個性や能力を生かせること」(42.8%)を重要視しており、デジタル世代を約20ポイント上回りました。
デジタル世代は仕事で自己の能力を生かすよりも、プライベートの時間を取りたいと思っている人が多いようです。