「恋人が途切れない男」になる法則。20代男子の悩みに伝説のホストが回答
井上:僕がホストクラブを経営しているときに、スタッフには、タテに突き出なくていいから、とにかくヨコに1点ずつを積み重ねること、あと絶対に0点はなくせということを伝えてました。
もちろん、女の子は頭の中でこんなことをいちいち考えていないと思いますが、こういう図式を意識することが大切です。顔もルックスもファッションセンスも滅茶苦茶いい必要はない。ましてや、お金持ちである必要もありません。
「解決」より「共感」
井上:あと身につけて欲しいのが、話を聞く力です。「じゃあ、聞き上手になればいいんですか」とか思われがちですけど、ほとんどの人がこの力を持っていない。
なぜかというと、自分から女性に質問しようとしないんですよね。ベラベラ喋ってくれる女性ならいいですけど。相手の話をただ待つだけになりがちです。ここでいう聞き上手というのは、聞き出し上手ということです。
次に必要になるのは共感です。多くの男性にありがちなんですけど、せっかく聞き出した事柄に対して「じゃあ、こうしたほうがいい」「こうすべき」みたいに命令のように返してしまう。
良かれと思っても、それは女性にはマウンティングとして受け取られてしまいます。男性の脳は解決型で女性の脳は共感型と言われてるように、女性は解決策よりも共感を望んでいるんです。
具体的には、聞く力に関しては「いった? の法則」を使います。行きたいところ、着けているもの、食べたいもの。女性の場合は衣食住に関する話題が一番話しやすいんですよね。
で、さっきも言ったように女性の「ここのお店の料理が美味しい」と言ったことに対して、「僕が知ってるお店のほうが美味しい」とか返したらもう終わりです。共感を示さなくてはなりません。「美味しそうだね」「俺も行きたいな」って。
女性が吐露した喜怒哀楽の感情をこちらがリピートしてあげてください。僕はこれを「おかきの法則」と言ってます。「おいしい」「かわいい」「きれい」と、こちらが共感を示すのが会話のゴールになります。