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20代からの資産づくり「つみたてNISA」か「iDeCo」どっちが正解?

コラム

資産形成のコツは「月の手取りの20%」から

「教科書的な話にはなりますが……。お金を貯めるコツとしては、月の手取りの20%ほどを資産形成に充てることですかね

 病気やリストラなど、急にまとまった現金が必要になることもありますから、例えば5年以内に使うお金、10年後に使うお金、老後に使うお金というように、時間軸で分けてお金の預け先を管理するのがいいでしょう。

 すぐに使うお金は現金(銀行貯金)で、10年程度の期間で用意したいお金はNISAやつみたてNISAを活用、老後のお金はiDeCoと、お金の預け先を分けていけば、効率よく資産形成ができます」

 実際運用してみるとやっぱり、運用利益も気になってきます。できれば上がっていってほしいものです。

放っておくくらいの気持ちでいるのが大切

「運用利益は気になりますよね。私も資産運用をしていますが、価格が下がれば落ち込むことも確かにあります。でもNISAやiDeCoに限らず、資産の運用では一喜一憂して、買い足したり、売ったりしてしまうのではなく、放っておくくらいの気持ちでいることが大切です」

 とはいえ、一見面倒な投資。放っておくことなんてできないのでは……。

「確かに口座開設までの手続きが面倒なのは事実です。ですが、NISAやiDeCoの場合は一度証券会社で口座を開設して、それを給与口座に紐づけておけば、勝手にお金が投資に回っていきます。仕組みさえ作ってしまえば、それほど面倒ではありません

 NISAやiDeCoは少額で始めることができるため、これで不労所得ができるだとか、莫大な資産を築くことができるものではありません

 まずは気軽に始めてみるのがいいでしょう。たまに運用利益を見て、上がっていたらラッキーだと思う、下がっていても気にしない。これくらいのスタンスがいいのではないでしょうか」

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