「最近までコインランドリー生活だった」ジュノン俳優が語る野望とは?
福田雄一作品の常連として知られ、映画『銀魂2』の山崎退役で一気に人気も知名度も上げている戸塚純貴さん(26)。
公開中の青春群像劇『走れ!T校バスケット部』では、弱小バスケ部に所属するマッシュルームカットのバスケオタク・ガリを演じて、作品に軽やかさを加えています。
そんな戸塚さんに本作のことはもとより、デビューのきっかけとなったジュノンボーイ・コンテストにまつわる秘話から、映画初出演時の驚きのエピソード、私生活を伺わせるお話までお聞きしました。
自分の知識をバスケオタク役に生かした
――青春物語はもちろん、バスケシーンも、みなさんがきっちりプレイされていてとても楽しめました。戸塚さんは野球をされていたそうですが、バスケに関しては?
戸塚純貴(以下、戸塚):バスケは友達と遊んでいた程度です。でもNBAが好きなんです。だからそれっぽい知識だけはありました。
――ちょうど戸塚さんが演じたガリはバスケオタク役ですね。
戸塚:そうなんですよ。映画のなかでも好きな選手としてマヌ・ジノビリ選手の名前を出したり。
――ジノビリは、日本で世界バスケが開催されたときに観たことがありますよ。
戸塚:うわ、マジっすか! すごい! ジノビリとか、カーリー・アービングとか、本編でも名前を挙げてるんですけど、あれは全部台本にはなくて僕のアドリブだったんです。
ドリブルの練習はかなりしました
――そうなんですか!? 戸塚さん自身の好きな選手を挙げていた?
戸塚:そうなんです。僕自身の好きな選手を(笑)。たまたまバスケオタクという役だったので、自分の知識を生かせました。
――実際にご自身もプレイされてみての感想は?
戸塚:この映画をやるにあたって、元日本代表の半田(圭史)さんが、部活のようにディフェンスの形、一歩の踏み出し方と、基礎から教えてくださって、すごく難しかったです。
――練習時間が短いこともあって、半田さんは、個々の長けていることを伸ばす方法を取ったと伺っています。戸塚さんはどの辺がいいと言われましたか?
戸塚:パワーがないけれど、小回りが利くと言われました。シューターではなく、ボールを運ぶことに向いているかなと。自分自身、そのスタイルが好きだったので、ドリブルの練習はかなりしましたね。クロスオーバーとか、かなり練習しました。