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大事な顧客から「肉弾接待」の要求…若手社員の取った行動は?

学び

「親睦会は個室の割烹料理屋で行われ、先方は統括部長とその部下の2名だけ。ウチからはこのホールチェーンを担当する私と同僚、それと女のコの合わせて5名でした。

 彼女は役割を理解していたようで、統括部長にボディタッチされながらもうまくあしらいつつお酌をしていました」

 上機嫌な様子にホッと胸を撫で下ろしますが、彼女がトイレに立って席を外した途端、統括部長がとんでもないことを口にします。

「彼女と一緒にいたいからホテルを手配してくれ」

耳打ちされる男性、驚く

「『今晩、彼女と一緒にいたいからホテルを手配してくれ』という過剰接待の要求でした。まさかのリクエストに答えに窮していたら『さっき彼女に尋ねたら、OKしてくれたぞ』って。予想外の展開で理解が追いつきませんでした」

 中本さんも一旦席を外し、トイレから戻ってくる彼女に慌てて確認。しかし、彼女の反応は顔をブルンブルン横に振り、「そんなこと言ってません! 次のお仕事に繋がればと思って来ましたけど、さすがにそれは……」と拒否。

 しかし、断れば最悪契約を切られる可能性があったため、そこで一計を案じることにしたといいます。

「統括部長を酔い潰してしまおうと思ったんです。同席していたもう1人の先方の担当者にこっそり事情を説明したら、『さすがに肉弾接待とかはこちら的にもマズいので。私もサポートするので潰しちゃってください(笑)』と言質を取ることに成功。全員一致団結してお酒を飲ませまくりました」

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