アプリで「効率重視の婚活」のはずが…27歳女子の大後悔
「職業柄、いろんな人と会ってますからね。仕事の話や携わっている業務、ポジションを聞けばだいたいわかりますよ。メールのやりとりで仕事ができる人かくらいまでは見抜けますね。実際に仕事や職業で嘘をついている人と会ったことはありません。会う前に気付く自信があります」
莉央さんは堂々と語ります。
自信家の女子がどうしても見抜けなかった「嘘」
「ただ、どうしても自分には見抜けない嘘があったんです。結婚履歴ですね。付き合った男性3人とも『未婚』と言っていたのに、見事に全員既婚者でした。3人とも子供がいなかったからでしょうか、付き合って半年間、まったく気付きませんでした」
話が悲惨な展開になってきました。
「今年の7月に別れた男は婚活史上最高にゲスでした。Mというんですけど、30歳で大手IT企業に勤務していて、役職もついていたんです。そこまでは事実でした。
話の内容も面白いし、常にロジカルで冷静、仕事の話も刺激的でした。仕事が忙しくてなかなか会えなかったんですけど、私も忙しいので『お互いの生活サイクルが合っていていいね』という話をしていたんです。ただ…」
日曜しかデートができない男
「平日・土曜はMの出張が多くて会えず、デートは日曜だけでした。日曜の早朝に必ず私の家にくるんです。ウチで映画を見て、まったり過ごしていましたが、たまにフェスやテーマパークに行って楽しんでいたので、あまり深く考えませんでした。付き合って数か月で、結婚の話も出ていたんです」
どの段階で彼が既婚者だと気付いたのでしょうか。
「本当に偶然です。Facebookで大学時代の友人の投稿を見ていたら、なんと写真に彼が登場。『M夫妻が遊びに来てくれましたー』とあったんです。かわいらしい女性と肩を寄せてピースをする彼の写真を見て、震えましたね。『これは夢!?』という感じで視界がぐるぐるまわっていました」