「うわっやりたくない…」という仕事の中にこそ金脈がある
「イヤな仕事」をするのがなぜトクなのか?
正確には、「短期的にはソン」です。イヤな仕事なのですから、当然、やっているだけでイヤな気持ちになります。イヤな気持ちになることをするのは、イコール「ソンをしている」と言えるでしょう。ただ、長期的には実はトクになります。
トクになる理由その1は、「地力がつくこと」です。イヤな仕事をするというのは、スポーツにおける筋トレと似たようなものです。しんどい思いはするものの、仕事において価値を発揮できる力や知見が溜まっていきます。また、イヤな仕事ゆえに他の人は積極的にやっておらず、知らず知らずのうちに差別化も図れます。
ぼく自身を例に挙げると、特に文章作成関連の仕事をたくさんこなしてきました。文章を書くというのは、しんどいしめんどくさいことですが、そのおかげである程度の長さと質の文章をスラスラと書けるようになりました。これにより、資料作成のスピードも上がりましたし、本を書いたりWeb媒体に寄稿するお仕事もいただけるようになりました。短期的にはイヤでしたが、「文章作成力」というスキルをつけるという意味ではトクをしています。