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【ダイソー】メスティンで男の簡単キャンプ飯|ポルトガル風タコ飯でビール

コラム

コロナ禍で注目を浴びた「おうちでメスティン料理」。そのまま食卓に出せて、ワイルドかつおしゃれ。いつものごはんに特別感が出て、仕事のストレスも解消されそうです。そこでこのシリーズでは、たった500円で手に入るダイソーのメスティンを使った「男の簡単キャンプ飯」を、誰でも作れる丁寧レシピでご紹介。世界の料理を食べ歩いてその食文化を発信する「旅行家・食事家・写真家」の石黒アツシがお届けします。

ポルトガル風タコ飯 >>【ダイソー】メスティンで男の簡単キャンプ飯|牛肉の黒ビール煮込み編

タコは欧米でも食べられてます!

今回はタコ飯、しかもポルトガル風です。ポルトガルでは米もよく食べられていて、鍋で炊くというか煮込んだように作る米料理もいろいろ。タコはグリルにしたり、タコ飯にしたりして食べられているようです。

日本のタコ飯と違うのは、スパイスやハーブを使うところ。そこで今回は、クローブとローリエを使って一気に洋風に仕上げていきましょう。

タコに米、玉ねぎとニンニク、あとは調味料とスパイス・ハーブ!

ポルトガル風タコ飯 材料

材料はいたってシンプル。タコ飯なので、主役はタコと米です。

クローブ ローリエ

上の画像の真ん中にある、クリオネの胴体のようなものがクローブです。フトモモ科に属する植物で、そのつぼみを乾燥させるとこうなります。甘く濃厚な香りとしびれるような刺激が特徴です。

その手前がローリエですね。こちらはシチューなどによく使われるので、なじみがある人も多いと思います。

  • タコ(一口大に切る)    100g
  • オリーブオイル       大さじ1
  • 玉ねぎ(みじん切り)    1/4個
  • ニンニク(みじん切り)1かけ分
  • クローブ          2つ
  • ローリエ          2枚
  • 白ワイン          大さじ1
  • 米             3/4合
  • 水             適量
  • 塩             小さじ1/4
  • 黒コショウ         適量
  • イタリアンパセリ      適量
下準備

下準備は上の画像のように済ませておきます。

煮る、炊く!メスティン一つで作れます

「鍋一つ」ならぬ、「メスティン一つ」で完成までいけますよ。

【1】タコをゆでてやわらかくし、ゆで汁をとる

メスティンにタコ、ニンニク、ローリエ1枚、クローブを入れて、ひたひたになるまで水を注ぎます。

メスティンにタコ、ニンニク、ローリエ1枚、クローブを入れて、ひたひたになるまで水を注ぎます

最初は中火、沸騰したら弱火にして、タコがやわらかくなるまで10分くらい煮てください。

タコがやわらかくなるまで10分くらい煮てください

煮終わったらタコを取り出し、ゆで汁は取っておきましょう。

終わったらタコを取り出し、ゆで汁は取っておきましょう
【2】ゆで汁と白ワイン、水を加え、合計150mlに
【3】玉ねぎと米を炒める

メスティンを軽く洗って水気を取ったら、オリーブオイルを入れて温め、玉ねぎとニンニクを投入。弱火で香りを出したら、米を入れて色が透き通るまで炒めます。米は研がずにそのまま使うのがポイント。

米を入れて色が透き通るまで炒めます

【2】の水加減しておいた水分を加え、ローリエ1枚、塩、黒コショウ少々を入れてかき混ぜたら、弱火で10分炊きます。

ローリエ1枚、塩、黒コショウ少々を入れてかき混ぜたら、弱火で10分炊きます
【4】炊いてからタコを戻す

炊き上がったらすぐに蓋を取り、タコを戻して布に包んで5分間蒸らします。

完成
【5】完成!

イタリアンパセリを飾って出来上がり。

イタリアンパセリをふる

スパイシーなタコ飯がビールによく合います! ほかにメインの料理があれば、少しずつ取り分けて前菜にしてもOK。

最後にタコ飯にまつわるうんちくを!

盛り付け
  • クローブはあのマゼランも探し求めたとか。伝染病の予防に効くとも信じられていたそう。
  • ローリエは、ローレルとかベイリーブスともいわれますが、月桂樹の葉です。「月桂冠」、日本酒でなく月桂樹の冠は古代ギリシャから競技大会(古代オリンピック)の王者に与えられたそうですよ。

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<レシピ・文・撮影/石黒アツシ>

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フォトグラファー/ライター/フードコーディネーター/コンテンツコンサルタント。写真家・食事家・旅行家として、「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のローカルフードを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現してみなさんと共有して、できれば一緒に食べたいというのが、私のライフワークです。

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