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手取り20万円なのにお年玉をねだられる“就職1年目”の地獄「初めて銀行ローンのお世話に」

コラム

お年玉を避けるために今年は…

桜の下の家族

 でも、少しでも貯金があれば回避できたはず。社会人1年目で給料もボーナスの額も多くはないですが、入社から半年以上経っているのに貯金がほぼゼロというのも問題です。

「まったく仰る通りでぐうの音も出ません。散財してるつもりはなかったですが、当時は貯金の意識も薄かったため、それからは毎月の給料の中から少しずつで貯金に回すようにしました。ただ、毎年お年玉で一気にお金が消えるのはキツいですね。

 過去2年はコロナ禍を口実に帰省しなかったから出費は抑えられましたが、今度からはそうもいきません。今後、上の子は中学生・高校生になるため、お年玉だけで総額5万円以上の出費になるのは確実。ケチと思われるかもしれませんが、これだけの出費はやっぱり痛いため、正月に帰省するのはやめました

 お年玉は1度あげてしまうとそれが当たり前になり、金欠でも額を減らすわけにはいきません。渡す相手が多い場合、そのあたりをしっかり考えたうえで判断したほうがよさそうです。

<TEXT/トシタカマサ イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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