初詣は“屋上で”御朱印を!全国の「大型商業施設の屋上神社」4選をめぐる
2023年になり、初詣に合わせて神社仏閣で御朱印をいただく人も多いだろう。実は、大型商業施設の屋上神社でも御朱印をいただくことができることを知っているだろうか。今回は、全国各地の商業施設の屋上にある「御朱印が頂ける神社」を紹介していこう。
ちなみに、初詣の目安は松の内(関東は1月7日、関西は15日まで)までですが、遅くとも立春(旧暦のお正月)の前日の節分(2023年は2月3日)までに参拝することをおすすめします。
藤崎百貨店「藤崎えびす神社」(仙台市)
七夕祭りでも知られる仙台市の中心商店街にある百貨店「藤崎百貨店」。東北最大の売上を誇るこのデパートの屋上にあるのが「藤崎えびす神社」だ。藤崎百貨店の前身は、1819年に創業した太物商(綿・麻織物などを扱う店のこと)。明治時代に藤崎呉服店となり、1932年には本格的な百貨店となった。
藤崎えびす神社は、藤崎が百貨店化した1932年にえびす神社の総本社として知られる「西宮神社」(兵庫県)から分祀されたもの。実は、藤崎百貨店はもともと「得可主屋(えびすや)」の屋号で創業しており、店の氏神様としてえびす様を祀っていたという。間もなく鎮座から1世紀を迎える藤崎えびす神社は、今では「仙台七福神」のひとつに名を連ねている。
呉服売り場で御朱印をいただく
お参りのあとは6階へ。コロナ禍前までは社務所で御朱印やお守りがいただけたこともあったが、現在は呉服売り場でいただく形式となっている。
なお、藤崎百貨店は近い将来に現店舗の建替えを行う計画がある。そのため、現在の社殿が見られるのもあと数年かも知れない。今の姿を目に収めておきたい方はぜひお早めに。