新しい年、転職活動を始める前に「キャリアの棚卸し」をするべき4つの理由
4)これからのキャリアを考える手掛かりに
キャリアの棚卸しでこれまで自分が身に付けたこと、いわゆるスキルセットが分かると、さらにこれからどのようなスキルを身につければ既存のスキルとの相乗効果が得られるのかが見えてきます。
また、すでに目指すキャリアが明確な場合でも、それを実現するためにどんなスキルや知識、経験が必要なのかというゴールから逆算した道筋も見えてきます。
キャリアの棚卸しをする目的
では次に、キャリアの棚卸を行う上で意識したい3つの目的についてお話しします。それぞれを詳しく見ていきましょう。
1つ目は、キャリアの棚卸しを行うことにより、自分自身の強みやスキルが明確化されるため、企業が求める人物像とのすり合わせができます。それにより、採用企業とのミスマッチを未然に防ぐだけでなく、面接でスムーズに自己PRができます。
2つ目は履歴書・職務経歴書の仕上がりの向上。転職活動では必ずと言っていいほど、履歴書や職務経歴書を書く場面があります。キャリアの棚卸しを通じて、仕事のエピソードと自分の強みや弱みを結び付けると、説得力のある履歴書や職務経歴書に仕上がります。
最後に、転職の幅の拡大です。キャリアの棚卸しでは、自分自身を客観視するので、日常生活では気づきにくい価値観を発見することも珍しくありません。大切にしている価値観がわかると、「働きたい職場」が見つけやすくなり、転職の幅が広がります。また、目指すキャリアがある場合は、現状との「差」も実感できます。